おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
お弁当作りは、食材を準備して、切ったり焼いたりして、詰める……だけではありません! お弁当箱やプラカップ、ピックを取り出すところから始まり、最後はお弁当箱をクロスで包んでバッグに入れるところまでがセットです。
片づけのプロたちは、お弁当にまつわるものの管理と収納をどのように考えているのでしょうか。6人の実例をまとめました。
目次
■ ふだんは「出しっぱなし」でも、収納場所は確保
子どもたちが中学生になった頃からお弁当作りが始まったという、エディターの秋山陽子さん。
「持って行ったお弁当箱は自分で洗う約束。2人とも寝る前に洗ってふきんの上に並べて置いていました。食洗機に入れるより、手洗いするほうがラクだったようです。翌朝、そのままお弁当づくりがスタートできるから、私自身もこの方がラクでした。そんなわけで、毎日持ち出すお弁当箱は収納しないことにしたんです」
「ふだんは収納しなくても、置き場所は確保します。試験週間のようなお弁当がない日は、かばんにセットした状態でシンク後ろのレンジ台のところに引っ掛けています(下の写真左)。本来の置き場は、シンク下の引き出し。お弁当関係のものをまとめて収める場所です(下の写真右)。最終的な置き場所が確保できていることが私の安心材になっています(笑)」
秋山陽子さんの記事はこちらから:
>>>毎日使うお弁当箱。ふだんは収めない、収めるときは迷わない収納の仕方とは?
■ お弁当グッズは引き出し一段に見渡せるように収納
毎日お弁当が必要な家族のお弁当箱は2コ用意して、交互に使っているという、ライターの水谷のぶこさん。
「2コを交互に使う理由は、夜に食洗機で洗ったお弁当箱を、朝に食洗機から探し出す手間がないから。万が一、お弁当箱を持って帰ってくるのを忘れた場合や、翌朝に遅れて出してきた場合でも、もう1つあれば支障がありません」
「お弁当箱・お弁当グッズは、キッチンの背面にある棚の引き出しにまとめて収納しています。引き出し収納は、中にあるモノが見渡せるので便利。この引き出しに収納できる量を上限に、増やしすぎないようにしています」
水谷のぶこさんの記事はこちらから:
>>>お弁当づくり歴20年! 忙しい朝でも慌てないための3つの秘訣
■ 0歩で必要なものに手が届く、動線重視の収納とは?
「今までお弁当グッズは、食器棚やカトラリーなどの引き出しに入れていて、いざ作るときはいろんな場所を開けていました。たくさんの扉や引き出しを開けるのが手間だと感じたので、必要なものを近くに集めることにしました」という、ライターの南方佐知子さん。
「調理する場所の上の吊り戸棚には、お弁当箱とお弁当包みなどを入れています。流し台の引き出しには、カップやピックなどを収納ボックスに入れて収納。お弁当に必要なものが縦のラインで収まるようにしたので、0歩で必要なものに手が届き、とても便利です」
南方佐知子さんの記事はこちらから:
>>>毎日のお弁当作りの手間を少なく。“動線”と“100円グッズ収納”で理想の時短収納へ
■ 子どもが作るなら、分かりやすさ最優先の収納を
元ライターの有馬記子さん宅では、学校が取り組んでいるイベント「弁当の日」に、お子さんがお弁当づくりに挑戦しているそうです。
「いつもより手間を取られるのでバタバタしがちですが、収納を工夫することで、私の負担が減りラクになりました。子ども1人でもお弁当づくりが完成するようになったのは、収納の基本ルール『必要なグッズを分かりやすくまとめて置く』という工夫のおかげです」
「お弁当に関係する小物はまとめてキッチンに収納。どこにあるかが分かりやすいように、半透明のボックスにお弁当箱や手拭きタオル入れ、お弁当を包む布なども収納しています。また、上段の缶の中にもアルミホイルなどをまとめて収納しています。一カ所にあると在庫状況も把握しやすくなるので無駄な買い物防止にもつながります」
有馬記子さんの記事はこちらから:
>>>お弁当づくりはすべて子どもにお任せ! ママがラクするためのお弁当収納
■ お弁当関連グッズは、キッチンに置かなくてもOK
元ライターの森麻紀さんは、長女が中学生になると、月2~3回ランダムでお弁当を持って行くことになったそうです。
「お弁当セットは、まとめて『イノマタ化学』の『ハンディーストッカー』に入れて、キッチンの吊り戸棚に置いています。週1回も使いませんが、忙しい日々の中でサッと取り出したいものなので、すぐに取れる場所に置いています」
一方で、お弁当箱を入れるランチバッグは、リビングに置いているそうです。
「子どもが朝、持ち物の最終チェックをする流れでランチバッグを持ってキッチンへ来て、弁当箱を入れます。ランチバッグがキッチンにあったほうが、効率は良いかもしれません。けれども、毎日のことでもないので、お弁当関連グッズだからといって、すべてキッチンに置かなくてもいいかなと思っています」
森麻紀さんの記事はこちらから:
>>>お弁当づくりは月2~3回。たまにしか作らない家庭の弁当箱収納事情
■ 作る頻度が変わったら、収納場所も見直し
子どもが進学したことで、もともと少なかったお弁当の頻度がさらに減り、「これからの使用頻度を考え、今のわが家にあった収納に見直すことにしました」という、元ライターの中沢まみさん。
「見直す前のお弁当箱の収納場所は、キッチンです。メインの食器棚として使っているキッチンカウンターの扉の中でも、かがまずに取り出せる便利な場所に収納していました。パントリーに置いてあった、使用頻度が低いお弁当グッズも全部出して、使用頻度別に分けていきます」
「もう使わないものは手放し、一緒に使うものをジッパー袋などでグループ化しながら、使用頻度別にボックスや袋にまとめました。『あまり使わなくなったもの』を見直したおかげで、『よく使うもの』がとても使いやすくなり、キッチン全体がスッキリしました。今後急にお弁当が必要になるときも慌てず対応できそうです」
中沢まみさんの記事はこちらから:
>>>よく使うものほど便利な場所へ!使用頻度が減ったお弁当箱と関連グッズの収納を見直しました
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お弁当作りの効率化は、お弁当作りの工程そのものの見直しだけでなく、お弁当箱や周辺グッズの収納の見直しでも進めることができるんですね。
お弁当作りの負担を少しでも軽くできるよう、こちらの記事も参考に:
>>>初心者さん必見!毎日、悩まずラクに続けられるお弁当作りのコツ9選(片づけ収納ドットコムまとめ)
>>>【お弁当箱の選び方は?おかずの決め方は?】毎日続くお弁当作りのストレスを減らす3つのヒント(片づけ収納ドットコムまとめ)
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ライフオーガナイザー さいとう きい
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