おはようございます。
ライフオーガナイザーの金田友美です。
ネットや雑誌に溢れる素敵で便利な壁掛けインテリア。「試してみたい!」と思っても、賃貸物件の壁に大きな穴を開けるのはハードルが高いですよね。
今日は、なるべく壁を傷つけることなく、小物を飾ったり、壁掛けすることができるお役立ちアイテムを2つご紹介します。
■ポストカードやカレンダーは「ニンジャピン」にお任せ
最初にご紹介するのは「ニンジャピン」という名前の画びょう。その名のとおり、釘穴がまるで忍者のように目立ちにくい壁に優しい画びょうです。
特徴は、針がL字の形になっていることです。一般的な画びょうは針が円柱状なので丸い穴があきますが、このニンジャピンは針の断面がL字なのでLの形の穴があきます。比べると断然、針穴が小さく、壁紙の種類によってはどこに開けたかも一見わからないほどの優れものです。
特にクリア色は存在を主張することなく、お気に入りのアイテムを一層引き立ててくれる、まさに忍者のような頼りになる画びょうです。
わが家では殺風景で気になっていたリビングの白い壁に、アクセントとなるオーナメントを飾ったり、お弁当作りの予定をチェックするのに、キッチンにあると便利だなと思っていたカレンダーを壁掛けするのに使用しています。
ただ残念ながら重いものに使用することは難しく、350gのフォトフレームは重さに耐えきれず、針が折れ曲がってしまい、壁から落ちてしまいました。わが家のカレンダーの重さは約280gでしたので、重さ300g程度がニンジャピンの限界のようです。
■フックには対荷重24kgまでの「壁美人」が大活躍
次にご紹介したいのが、石膏ボード用固定金具の「壁美人」です。こちらは種類によっては、なんと最大24kgまでの壁掛けが可能な金具です。
取りつけ方は、市販のホッチキスを180度開いた状態にして、付属の専用針を打ち込むだけ。専用針の直径は、画びょうよりもさらに小さい約5㎜と、やはり針穴が目立ちにくくなっています。ホッチキスの使用のみなので、DIYが苦手な私でも簡単に取りつけることができました。
わが家では約2kgの姿見と、ニンジャピンで壁掛けを断念したフォトフレーム、リビングの掛け時計の取りつけに使用しています。
「壁美人」のおかげで「賃貸だから……」と諦めていたいろいろなものを壁に掛けることができました。いつか憧れの壁掛けテレビを「TVセッター壁美人」でわが家のリビングに設置するのが私の夢です。
■取りつけ前には必ず住宅賃貸契約書と負担範囲説明書の確認を
そもそも賃貸でどのくらいの穴を開けていいのか不安な方は多いと思います。
国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドラインについて」によると、釘などの大きなものは認められませんが、一般的な画びょうは賃貸物件でも使用可能とのことです。
けれども賃貸契約書に特記事項がある場合があるので、まずは必ずご自身の賃貸契約書を確認してみてくださいね。賃貸契約時に渡される負担範囲説明書(東京都の場合は紛争防止条令)も合わせてご確認ください。不安な場合は管理会社にお問い合わせを。
さまざまなお役立ちアイテムのおかげで、制約の多い賃貸物件でもできることがどんどん増えてきました。賃貸にお住まいの方はもちろん、壁に穴を開けたくない持ち家の方も、良かったらお試しください。
傷をつけずに壁面を使いたい!というときは、こちらも参考に:
・壁に直接フックをつけたくないときにも! 有孔ボードの壁面収納で使いやすさも収納量もアップ
・新築にも賃貸にもおススメ! 壁に穴をあけないでお便りを貼れるお助けアイテム
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ライフオーガナイザー 金田友美
ブログ : it’s cozyわたしのすきなくらしかた