おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
アウターやバッグ、ポケットの中身といった散らかりやすいアイテムは、玄関近くで管理して、リビングに持ち込まないようにしている神奈川県横浜市在住のライフオーガナイザー、田中由美子さん。その工夫について伺いました。
■ リビングに持ち込まないもの(その1)アウター、バッグ
帰宅後、ソファの上やダイニングチェアの背などに、つい投げ出してしまいがちなアウターやバッグ。田中邸では、玄関を入ってすぐ横の洋室(ファミリークローゼットとして活用)に、アウターやバッグの一時置き場を設けています。「玄関近くで管理するようになって、リビングが散らかりづらくなりました」と田中さん。
一時置き場は、部屋の入り口横に置いたIKEAのハンガーラック「TURBO(トゥルボー)」。帰ったらすぐ、アウターやストールはハンガーラックにかけ、バッグ類はS字フックにかけたり、DIYで取り付けた底板の上に置いたりしています。玄関に十分なスペースがない場合、突っぱり式のハンガーポールを設置したり、廊下の壁にフックを取り付けたりしてもよいかもしれませんね。
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■ リビングに持ち込まないもの(その2)不要な紙類
持ち帰ったチラシや郵便物を、キッチンカウンターやダイニングテーブルの片隅に仮置き(という名のずっと置き)してしまうのも、散らかりの一因です。田中さんは、「不要なチラシ類はリビングに持ち込まず、その場でファミリークローゼットのゴミ箱へ。個人情報が気になる郵便物は、チェストの上に置いたボックスに保管しておき、溜まったらシュレッダーにかけています」。
必要ないダイレクトメールやカタログは、発送元に連絡して止めてもらうのも一案です。架空請求やイタズラなどの迷惑な郵便物は、メモや付せんに「受取拒絶」と書いて押印またはサインしたうえで郵便ポストに投函すれば、差出人へ返還されます(詳細はこちらで)。ひと手間かけて、不要な郵便物が届かないようにしておけば、処分する手間を減らせるだけでなく、資源の節約にも繋がりそうですね。
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■ リビングに持ち込まないもの(その3)鍵、財布、ポーチ
リビングのあちこちにチョイ置きしてしまいがちな鍵や財布、ポーチなど。「これも玄関近くに置き場所があればリビングに持ち込まなくてすむから、部屋の散らかり防止に役立ちます。必要なときに『どこに置いたっけ?』と探しまわる時間も減らせますよ」。田中邸の鍵やポーチの定位置は、ファミリークローゼットに置いたチェストのなか。「帰宅したらバッグやポケットの中身を出して、引き出しに入れた夫婦それぞれの専用ボックスに収めています」。
同じ引き出しには、使い捨てカイロやマスクといった季節の小物、ハンカチ、テッシュなども収納されていました。外出先で使う小物類を同じ場所で管理すれば、帰ってきた時だけでなく出かける時の準備の負担も減らせそうです。
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「リビングに持ち込んだものをいかに収納するか」ではなく、「いかにリビングに持ち込まないようにするか」という発想。部屋の散らかり防止に役立ちそうですね。
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ライフオーガナイザー 田中由美子
ブログ: コバコ暮らし | cobacco works
記事・写真: さいとう きい