片づけのプロが実践した「入園前に準備しておいてよかったこと」と「職場復帰に向けたTO DOリスト」


おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。

片づけ収納ドットコム編集チームには、子どもがこの春、保育園や幼稚園を卒業したばかりというママが6人います。今回は、そのうち3人のメンバーにヒアリングして、実際に行った「スムーズな登園準備のための工夫」や「子どもが自分で支度できるように工夫」などを教えてもらいました。

記事の最後には、複数のライフオーガナイザーの実体験からまとめた「職場復帰に向けたTO DOリスト」もご紹介していますので、あわせてチェックしてみてくださいね。

■ 夫婦の家事シェア成功の秘訣は、徹底した情報共有と話し合い

手塚千聡(大阪府在住)LO歴2年
勤続17年の現役会社員で、6歳の息子と4歳の娘の母。利き脳は右右脳タイプ。楽しい老後を目指して、夫婦で憎みあわない家事シェアを実践中。ひとりの朝時間を愛する43歳。

―― 保育園・幼稚園への入園前に準備しておいてよかったもの(こと)はなんですか?

・夫婦で送迎の役割分担とか、急なお迎え対応をどうするか、スケジュールのシェアについて話し合ったこと。

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・会社で自分の業務をなるべくオープンにして、シェアもしたこと。
上司や同僚に愚痴っぽくならない程度に家庭の子育て状況も伝えていました。

・普段からネットショップを利用していて慣れていたこと。
身近にもネットショップを利用しないお宅がわりと多いのですが、小さい子を連れて必要なものを買い出しに行く時間とエネルギーをもったいなく感じてしまいます。

・洗濯乾燥機の導入。
長男の入園に際して買いました。毎日、帰ったら洗濯物が乾いているのがすごくラクでしたし、洗い替え用の服をたくさん買わずに済みました。

―― ご自身のために行った「スムーズな登園準備のための工夫」があれば教えてください。

・朝、子どもたちより早く起きて、まず自分の身支度をすること。
これはかなりゆとりが生まれました。それができなくて、うっかりメイクをしてなかった!というときのために会社にメイクポーチも置いておき、何度か役立ちました。

・朝食づくりのメイン担当を夫にしたこと。
子どもに「ママ〜、ママ〜」と呼ばれると、キッチンでじっとしていることが難しいので、夫に頼んで、私が子ども対応の遊軍になれたのはすごく助かりました。
逆だと、小さい子は「パパやだー、ママがいい!」となりますし、何をしていいかわからない夫に「あれして、これして」と言わずに済むのでみんなハッピーでした。

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・家事カードで朝やることや準備するものを見える化したこと。
忘れものもなくなり、夫とのシェアもスムーズでした。

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―― お子さんが自分で支度できるように工夫したことがあれば教えてください。

2歳頃から、子どものものはすべて、子どものアクセスしやすいところに収納しました。洋服、洗濯物入れ、食器、歯ブラシ、おもちゃ、絵本などです。洗面所やトイレでは台を置きっぱなしにし、抱っこしなくても自分で蛇口に手が届くようにしていました。

子どもはある日突然、親が思うより早くできるようになるので、環境は早く整えておくに越したことはないという実感です。

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―― 子どもや自分自身の病気のときなど、「いざ」というときに利用したサポートがあれば教えてください。

・あらかじめ数カ月先の家族の予定をシェアし、泊まり出張でワンオペになるときを中心に、遠方住まいの祖母に泊まり込みでヘルプを頼んでいました。

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・病児保育も何度か利用しましたが、しんどいときに、慣れない環境で過ごすのがかわいそうに思えて、病気のときには夫婦どちらかが休むことに切り替えました。

―― これから復職するワーキングマザーへ、ひと言メッセージをお願いします。

まずはひとりで抱え込まない体制づくり。自分が息抜きできる体制づくりをぜひ!

わが家の場合は、月一回の平日夫婦ランチや、お迎え前の15分カフェ、夫婦それぞれの残業デーなど。そんな時間を「余裕ができたら」じゃなく、あらかじめ率先して組み込むと、共働き子育ても前向きな気持ちで乗り切れると思います!

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■ 4人の子どもの個性に合わせ、「自分でできる」を増やしていく

中矢くみこ(愛知県在住)LO歴3年
4人の子ども(小3、年長、年少の双子)の母。新築した完全分離二世帯住居に5人家族+義父母+愛犬の8人暮らし。利き脳は右右、念願の大画面で子どもと“自宅で映画鑑賞”が至福な41歳。

―― 入園前に準備しておいてよかったことは?

・保険証や診察券の置き場所、病院のかかり方(予約が必要とか)の、夫との共有。
基本的には私が連れて行けていましたが、「万が一の場合、夫に頼むことができる」という状況のおかげで、気持ちのゆとりは持てていたと思います。

・自分が夕食を効率よく作れる流れを考えておく。
これは、「やっておけばよかった」と思うことです。その当時は、朝、子どもが起きるまでに夕食の7割程度まで仕上げておき、夜は温めるだけ、もしくは仕上げだけにしていました。

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・リビング収納に、保育園用の着替えやタオル収納スペースをあらかじめ作っておく。

―― スムーズな登園準備のための工夫は?

4人の子どもは小学3年生、年長、年少の双子で、学校や園に持っていくものがそれぞれ違います。忘れ物対策として、持ち物をイラスト化して壁に貼り、ひと目でわかるようにしています。

あとは、子どもたちが共通して使うタオルやタオルエプロンをすべて同じものに統一して、人別に分けなくてもいいようにしておきました。

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―― 子どもが自分で支度できるように工夫したことは?

リビングの一カ所に登園に必要なものをまとめました。その場所から目につくところに、持ち物一覧(平日、月曜で持ち物が違う)を絵に書いて壁に貼り、見える化しています。

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長男は比較的自分でやるタイプだったので、年少の夏には準備を手伝うことはありませんでしたが、下の3人は違いますね……。
一人と一緒に準備をすると、他の一人が邪魔をしてきて、みたいな負のループ(笑)になって時間がかかりすぎるので、年少が終わるこの時期でも、ある程度手伝っています。

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――「いざ」というときに利用したサポートは?

長男が小さい頃は東京でフルタイム勤務でしたが、近くに病児保育がなかったので、夫と交代で休みを取っていました。かなり子育てに対して理解がある会社だったことと、息子がほとんど病気をしなかったのでなんとかやっていけました。

その後、名古屋に移住するため退職し、今はお義父さん、お義母さんに甘えさせてもらっているので(それも移住の目的の1つでした…笑)参考にならなくてすみません!

―― これから復職するワーキングマザーの方へのメッセージ

保育園で毎年提出する「現況届」は、書いたら写メやスキャンをして、次年度そのまま書き写せるようにしておくといいですよ(なにげに毎年、書くのが大変!)

>>>中矢さんの記事を読む

■ 3歳を過ぎたら子どもは戦力!自分一人でがんばりすぎない

服部 美亜(東京都在住)LO歴2年
3人の子ども(小5、小2、年長)の母で、築50年の家に暮らしている。利き脳は左右、フィンランドで暮らした体験から「何気ない毎日こそを心地よく」をテーマに活動中の44歳。

―― 入園前に準備しておいてよかったことは?

・0歳児よりお世話になっているため、布おむつや保育園用の着替えの準備が大量でした。毎日の洗濯動線を考えたこと、ガス乾燥機の導入には救われました。

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・しょっちゅう誰かが怪我したり病気したりするので、すぐ対応できるよう、子どもそれぞれの診察券類を、パッと取り出せるようにまとめたこと。

・荷物が多かったため、電動自転車は助かりました。雨避けカバー類は冬の防寒にもなり重宝しました。

・クレヨンや色鉛筆をまとめ、鉛筆は自分で削れるようにしておくこと。

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―― スムーズな登園準備のための工夫は?

・たくさん来るプリント類を、1冊のファイルにまとめていちばん手にとりやすい場所に置いたこと(私がいちばんうっかり者なので、それを防止するため)。

・自分の身支度がすぐできるように、化粧品などのケアグッズ類、バッグなどの置き場をできるだけストレスない動線で動けるように考えたこと(ずっと試行錯誤でしたが……)。

―― 子どもが自分で支度できるように工夫したことは?

・保育園、学校の身支度用品を、とりあえず1カ所にまとめました。

・着替えも各自でできるように、洋服がタンスのどこに入っているかは伝えて、一緒に練習しました。

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・ある程度大きくなってきたら、水筒類を自分で用意できるように、練習しました。

・朝ごはんに関するものを、子どもが自分で取れる場所にざっくりまとめました(お餅、パン、スープの素、シリアル、果物類など)。

・カトラリー、コップ、お茶、食事のあとのテーブル拭きは遊びっぽく、子どもの仕事にしました(いつもできるわけではないけれど)。

子どもは3歳くらいから結構戦力になると思います。トイレが一人で問題なくできるようになると、いろいろ一気にラクになったような記憶があります。

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―― 「いざ」というときに利用したサポートは?

祖父母は高齢なのと、近くには住んでいなため頼れる環境にありません。都心で仕事があるとき、帰りのお迎えを、ファミリー・サポート・センターさんにお願いしたことはあります。ここへ登録するためには、説明会に出席しないといけません。子ども全員と、近所のサポートさん3名との面接の時間を平日にとるために、仕事を休む必要がありました(説明会も月に数回しかないし、思い立ったときにすぐ利用できるわけではないので、少なくとも1カ月以上前から動く必要があります)。

東京都の場合、ファミリー・サポート・センター事業は東京都福祉保健局のもと、区市町村または区市町村から委託を受けた法人によって運営されています。詳しくはホームページでご確認くださいね。

ファミリー・サポート・センター事業|東京都福祉保健局

―― これから復職するワーキングマザーの方へのメッセージ

・自分一人で頑張りすぎないこと。
・適当な自分も許すこと。
・子どもが自分でできることを、少しずつ焦らず増やすこと。

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・母のうっかり者ぶりを明るく見せること(逆に子どもが驚くほどしっかりします…汗)
・子どもより、まず自分の身支度に関する動線をスムーズにすること(いろいろ子ども優先にしてしまい、自分を後回しにしてたら、自分の準備に一番時間がかかったりしてたので、反省の意味で……)

>>>服部さんの記事を読む

■ 片づけのプロが実践した「職場復帰に向けたTO DOリスト」

思考の整理
  • 晴れの日、雨の日の保育園への送迎方法を考えておく(実際にその方法で行ってみる)。
  • 祖父母にヘルプを依頼する場合、どんなときにどんなことを頼みたいか、事前に相談しておく。
  • 子どもが病気になったときどうするか、具体的に考えておく(保育園からの第一報は誰が受けるのか、誰が迎えに行くのか、どの病院へ連れて行くのか、法定伝染病にかかって登園できなくなった場合どうするのかなど、できるだけ細かく想定しておく)。
  • 病児保育、病後児保育について調べておく。
  • ファミリーサポートやシッターサービスについて調べておく(利用する可能性があるなら事前に登録して試してみる)。
  • 職場へ提出する資料を確認しておく。
  • 復職面談がある場合、上司に保育園の場所や家族のサポート体制なども伝えておく。
  • 緊急時の連絡先を書き出しておく。
  • 夫婦で情報を共有しておく(できるだけ一緒に考えて、一緒に準備する)。
時間の整理
  • 登園時と帰宅後それぞれ、家族みんなのタイムテーブルを作っておく(夫婦で役割分担できる場合、誰が何時までに何をするか、明確にしておく)。
  • タイムテーブルがタイトすぎる場合、「やらなくていいこと」を探し出して「やらない」と決めておく(毎日掃除機がけはしない、食事はワンプレートで出して洗い物を減らすなど)。
  • 時短家電について調べておく。活用できそうなら買って使ってみる(洗濯乾燥機や食洗機、お掃除ロボット、調理家電など)。
  • 時短につながる宅配サービスについて調べておく。活用できそうなら利用してみる(食品や日用品の購入や、クリーニングの取り次ぎなど)。
  • 夫婦で情報を共有しておく(できるだけ一緒に考えて、一緒に準備する)。
子どものものの準備
  • 園グッズは、入園説明会の後で購入する(持ち物のサイズやデザインに細かい指定のある園も)。
  • 手作りでがんばりすぎない(手作り品は、minneCreemaなどのハンドメイドサイトでも購入可能)。
  • 「持参する紙オムツに名前入れ必須」の場合、お名前ハンコ必須(買うなら早めに!)。
自分のものの準備
  • 職場に着ていく服を試着しておく(朝、考えなくても服が選べるようコーディネートを考えておく)。
  • 職場にしていくメイクを思い出しておく(ながらくメイクしていない人は要復習……)。
  • 衣類やメイク用品を、出し入れしやすいよう整えておく。
自宅の準備
  • 登園時と帰宅後、それぞれの行動を想定し、毎日持っていくもの、バッグやコートの置き場所を決めておく(少しずつ子どもに準備、片づけを任せていく)。
  • スムーズに食事の準備、片づけができるよう、キッチンを整えておく。
  • スムーズに洗濯、乾燥ができるよう、洗濯機まわりを整えておく。
  • 片づけが苦手な場合、育休中にライフオーガナイザーなど片づけのプロに自宅のオーガナイズを依頼する。

こうしてみると「することいっぱい!」と圧倒されてしまうかもしれませんが、できる範囲で備えておけば大丈夫。ワーキングマザーとしての暮らしをイメージして「●●なときは■■する」と考えておくだけでも、復職後の気持ちにゆとりにつながりますよ。

ママ、パパ、そして子どもたちの新生活のスムーズなスタートを、片づけ収納ドットコム編集チーム一同、心よりお祈りしています!

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ライフオーガナイザー さいとう きい
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