おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
長年一緒に暮らす夫婦でも、ものの持ち方や好み、得意とすることが違います。そこで困るのが、夫婦で共有するものの収納場所。何をとっても正反対な夫と私は、収納場所を決める際には、互いに歩み寄れるポイントを探すようにしています。互いの違いと、収納場所を決めるまでの過程をご紹介いたします。
目次
■ストックの量:「無いとイヤ」な夫と「どうにかなる」と思う妻のキッチンペーパーの収納場所
夫と私では、ストックに対しての考え方がまったく違います。ずいぶん前のことですが、夫と買い物に行ったときに、レジで言い争いになったことがあります。レジに並んでからキッチンペーパーを忘れたことに気がつき、夫に持ってきてくれるように頼んだのですが、戻ってきた夫の手には4個入りのキッチンペーパーが2パック……。
私:「1つでいいよ」
夫:「どうせ、すぐ忘れるから、買っておけよ」
私:「1、2日無くたって、大丈夫だよ」
夫:「俺は無いと嫌なの」
私:「入らないからヤダ!!」
夫:「下の部屋に置いておけばいいじゃん」(わが家は3階建てで、キッチンペーパーを使うのは2階です)
私:「忘れちゃうからヤダ!!」
夫:「俺が忘れないから、平気だよ」
レジ待ちの列で迷惑になるので、ひとまず4個入りを2パック購入。夫は、使いたいときに「無いとイヤ」、効率の悪いことが嫌いです。一方、私は「どうにかなる」と思ってしまいます。キッチンペーパーについても、すぐ手に入るものですし、無ければティッシュを使えばいいと思ってしまいます。
実はわが家には、キッチンの他に、洗面所にもキッチンペーパーのホルダーがあります。洗面所のタオルを家族共有で使っていたことから、娘のものもらいがうつって以来、夫は、洗顔後にキッチンペーパーで顔を拭くからです。
そのため夫と私では、キッチンペーパーの重要度が違う。そこで夫の意見を尊重し、キッチンにあったストック収納場所にプラスして、洗面所にもストック収納場所を作ることにしました。
夫も、レジでの言い争いを機に、ストックが無くなりそうになると、仕事帰りなどに4個入りを1パック買ってきてくれるようになりました。
■見た目:「気にならない」夫と「気になる」妻のリモコン置き場
効率重視の夫は、リモコンも壁に固定します。これで、「リモコン、どこ?」問題を解決です。
ところが、この「リモコンが主役」のような見た目が、私はどうにも気になります。とはいえ、あちこち置いてしまう常習犯でもあるので、寝室などの人が来たときに目に入らない部屋は壁に固定。リビングだけは、別のものにしてもらいました。
■得意なこと:コードを「きれいに巻いて戻す」夫と「面倒で戻さない」妻のドライヤーの収納場所
先日ドライヤーを少し大きめのものに買い替えたところ、もともと入れていた場所に入らなくなりました。違う場所に変えようと思っていたところ、夫から「こうやれば入るよ」と収納方法の提案が……。
ドライヤーの口の部分を外し、そこにコードをきれいに巻いておさめるのです。夫は、基本的に電化製品の扱いも丁寧です。私のように「面倒」だからと、コードをそのままにしたりしません。私も一旦は夫の提案を受け入れ、きれいに巻いて戻そうとしましたが、やっぱり続きません……。ドライヤーの口を外すまでして、コードをおさめる必要があるのか?とさえ思ってしまいます。
そこで、私が面倒と感じずに戻せる方法を探し、「こんなドライヤー収納にしたい」と伝えました。夫も、巻かずに無理やり入れようとする状態よりは良いと判断したようで、新たな収納場所を作ることで落ち着きました(完成後、あらためて詳しくご報告いたしますね)。
ドライヤーの収納場所の参考にした記事はこちら:
>>>【簡単DIY】狭い洗面所は「くっつける」「ひっかける」「放り込む」でラクに片づく!
違いがあるのは当たり前。わかっていても、相手が夫となると遠慮がなくなります(汗)。互いの違いを理解しつつ、お互いが歩み寄れるところを見つけていきたいなと思います。
歩み寄って見つけた収納方法はこちら:
・【実録】引っ越し後につくって大正解だった“治外法権ゾーン”、夫と娘のシェアルーム
・夫の靴は120足!「使っていない」より「大切にしたい」から考え抜いた収納で、イライラ解消
・【実録】夫婦の片づけ これに困った!夫の「出さない、減らさない」
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ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家