おはようございます。
ライフオーガナイザーの東風平美穂です。
わが家の娘(6歳・幼稚園児)は自分で作った作品やもらった手紙、海で拾った貝がらやキャラクターのちっちゃなおもちゃなど、何もかも「とっておく派」です。気を抜くとどんどん増えていて、収納場所からあふれていました。
春から小学生になることですし、親子で片づけました。オーガナイズの基本的なやり方と、やってみて気づいたことをお伝えします。
■全部出したら、こんなにある!
メインのおもちゃは、押し入れの下段に置いています。それとは別に小さいものは、リビングの木製棚に「無印良品」のポリプロピレンケース引出式・薄型・2段などを使って収納していました。
まずは引き出しの中のもの、はみ出たものを床の上に出します。
全部出してみると圧巻です。「全部とっておくとこんなに大量になる」ということを、見た目で本人にわかってもらうためにも、全出しは有効です。
今回は、同じ場所にある絵本もついでにオーガナイズしました。
■分けるキーワードは、本人が決める
全部出すときに、「どんなものがあるか、見ながら出してね」と声かけをしていました。何があったか聞いてみると、「えほん・おもちゃ・えんぴつ・いろえんぴつ・パズル・ごみ・てがみ・おりがみ・ぬりえ・きのおもちゃ・びーだま・ビーズ……」などがあったようです。
全部出したあとは、次にカテゴリーで分けていくためのキーワードを決めます。私が誘導しながら、出てきたキーワードはこう。
絵本:「ベッド(にもっていく)」「あげる」「のこす」「すてる・ごみ」
おもちゃ類:「おてがみ・さくひん」「ぶんぼうぐ」「ちいさいおもちゃ」「すてる・ごみ」
絵本とおもちゃ類、それぞれ4つのキーワードが決まり、ふせんも本人が記入しました。
■ひたすら分ける
あとは、決めたキーワードに沿って、ひたすらひとつずつ分けて置いていく作業です。
床をマスキングテープで4つに区切り、キーワードのふせんを貼り、まずは絵本だけを分けていきました。一気にやると、子どもの集中力が持たなくなるので、途中休憩をはさみながらがコツです。
おもちゃ類は、量が多くて時間がかかりましたが、やっていくうちに少しずつ慣れてきて、判断力がついてきたように思います。後半は、分けるスピードがアップしていきました。
■使用頻度に合わせて収める
分けた絵本は、残すものを大きさ別、用途別に元の棚に戻していきました。量が減ったので、空いたスペースは小学校用品の置き場所にしました。
小さなおもちゃや文房具は、元のポリプロピレン引き出しを箱などで仕切って配置。引き出しへのラベリングも本人が決めたキーワードです。
えんぴつやペン類が増えたので「カール事務機 ツールスタンド」(色は廃番)を新たに加えて、より使いやすくしました。
■やってみて気づいたこと
小さなおもちゃは大量で、分ける作業は時間がかかりましたが、先にごほうびのプリンを用意しておいたおかげで、頑張れました。
娘は今まで、このような片づけでは「全部とっておく」と言っていました。けれども、今回はお友だちに「あげる」という選択肢が自分から出てきたことに、とても成長を感じました。
収納も片づけも一度やって終わりではなく、成長に合わせて見直しが必要なのだと思います。娘が作ったキーワードふせんは、この場所を片づけるときにまた使うため、残しておきます。次回はどんなキーワードになるのか、あるいはそのまま使うのかが楽しみです。
子どものおもちゃの片づけはこちらにも:
・もめる! 時間がかかる!おもちゃの見直しを親子で円満&スピーディーに進めるコツ【入学準備】
・きっかけはおもちゃ屋さんのディスプレイ。プラレールの収納方法を変えたら、“自分で片づけられる子”に
・どこから手をつけていいかわからない!おもちゃのお片づけは「分ける」から始めるとうまくいく!
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ライフオーガナイザー 東風平美穂(こちんだみほ)
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