本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

わが家には職業柄、たくさんの専門書や仕事に必要な本があります。そして、小6の上の子は読書が大好きで、月に20冊ほど読む読書家です。小2の下の子は、上の子を追いかけるようにおさがりの本を読んでいます。

そんな家族のために、たくさんの本をおさめておくファミリーライブラリーを用意しました。

本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

ファミリーライブラリーとは、家族の本を一カ所にまとめて置いておく本棚のことです。個人の部屋にそれぞれ本棚を用意するのではなく、一カ所にまとめておくことの良さについてまとめてみました。

■ファミリーライブラリーをフレキシブルに使うための工夫

セカンドリビングに造作工事でつくった本棚は、幅160✕奥行30✕高さ240㎝。

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本は重さがあるので、棚板の耐荷重に気をつける必要があります。今回は厚み2cmの棚板をつかったので、一枚当たりの板の幅は80㎝に抑えました。これ以上、幅を広くすると、棚板がたわんでしまう可能性があります。

棚板を80㎝にするメリットは、耐荷重の問題だけではありません。この幅は、収納用品との相性がとても良いのです。

一般的に販売されているカラーボックス用の収納グッズは幅が40㎝弱なので、ちょうど二個並べておくことができます。

本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

■ファミリーライブラリーを2年間使って実感したメリット

子どもの成長はとても早いです。たった2年ですが、手に取る本はどんどんと変わり、棚に収めておきたいものも、どんどんと変わってきます。そのたびに、収納を見直し、使いやすい配置を考えて活用してきました。

本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

“ファミリーライブラリーをつくって良かった”と思った点が2つあります。

1.家族がどんな本を読んでいるかを知ることができる

下の子にとっての憧れは上の子の本、上の子にとっての憧れの本は大人の読んでいる本。読みなれた本だけでなく、「もうちょっと難しい本を読んでみようかな」と思うきっかけになっています。おかげで、子どもは2人とも本をよく読むようになりました。

2.本の総量を把握して持ちすぎを防ぐことができる

家族が所有している本の大半を収納しているので、本の総量が一目でわかります。読みたい本や雑誌があると、ついつい買ってきてしまうのですが、“ここに入らなければ処分する”というルールを設けています。

■ライブラリーだけど、収納するのは本だけじゃない

セカンドリビングは、2階の廊下も兼ねているので、動線上とても便利な場所にあります。最初は本棚としてだけ使うつもりでしたが、実際に使いはじめてみたら、ほかにも収納したいものがいくつか出てきました。

・給食ナプキンやハンカチ……2人分のナプキンやハンカチは、ラタンのカゴにまとめて収納しています。セカンドリビングでアイロンかけをするので、そのあとすぐに収納できて、学校の用意をするときにも子ども部屋に近くて便利です。

・おもちゃ……セカンドリビングは子どもの遊び場でもあるので、下のほうはおもちゃ収納スペースとして機能しています。

本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

・参考書やノート……塾で必要なテキストやノートは予想以上に多く、かなりのスペースが必要です。子ども部屋に持ち込むとキャパオーバーだったので、ファミリーライブラリーの一角を教材置き場としました。

本好き家族のための“ファミリーライブラリー”、2年使ってみたリアルな声

どれも、子どもの成長に合わせて一時的に必要となるものばかりです。いずれ、子どもが成長したらすべて本専用スペースになる日もくるかもしれません。その日までは、家族と一緒に成長する本棚を楽しんでいきたいと思います。

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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所

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