おはようございます。
ライフオーガナイザーの三瓶 ちゆきです。
私の住む山形県では、この夏も記録的な豪雨の影響で川が氾濫し、大きな被害が出ました。わが家が今の家に住み始めて3年半になりますが、川の氾濫はこれで2度目。県内で最大震度6の地震が発生したこともあり、防災備蓄を少しずつ増やしてきました。
ですが、これまでの備蓄は大人が在宅していることを前提にしたもの。子どもたちが小学生になり、大人不在の時間が増えると、「いざというとき、子どもたちだけで食事ができるか?」と不安を感じるように……。
そこで、食料備蓄の内容と収納方法を見直すことにしたんです。
■食料備蓄は子どもの目につく場所に分散収納
わが家では、キッチンに備蓄も兼ねた食品を多めにストックしています。いざというとき、子どもたちが家のどこにいても食事に困らないよう、他の部屋にも保管場所を確保することにしました。
・リビング収納
家の中心にあり、家族みんながよく使うリビング収納をメインの備蓄スペースに。小2の息子でも取り出しやすい低めの位置に、何がどこに入っているのかひと目でわかるよう収納しました。
息子がサッカーの試合に持って行ったり、練習前に軽食として食べることもあるゼリー飲料や栄養補助食品は、非常時にも役立ちそうなので多めにストック。他の備蓄品と一緒に収納することで、ふだんから子どもたちがストックの存在を把握できるようにしています。
・子ども部屋クローゼット
「無印良品」の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」に水・栄養補助食品・レトルト米・ゼリー飲料を、それに加え、野菜ジュースも1箱ストックしています。テーブルや椅子代わりにも使える「頑丈収納ボックス」は、非常時にも活躍してくれそうです。
・玄関横収納
食品や日用品の入った家族分の非常用持ち出し袋と、子ども用の防災ポーチは、すぐに持ち出せるよう玄関横の収納が定位置。息子が習い事で使っているスイミングバッグと並べて収納しているので、週に1度は目に入ります。おかげで子どもたちもすぐに覚えてくれました。
■備蓄品は子どもたちが食べ慣れたものを中心に
小2の息子は食べ慣れないものはなかなか食べてくれません。これまで備蓄していた食品は、長期保存できる非常食が中心でしたが、「食べたことのない非常食を息子が食べてくれるか?」という不安がありました。今はなるべく食べ慣れたものをストックするようにしています。
子どもたちが好きなパンやフルーツの缶詰、元気が出そうなゼリードリンクや栄養補助食品を中心に、レトルトごはん&カレー、カップ麺など、子どもだけでも食べられるものを追加。備蓄品は毎年3月と9月にチェックをしているので、半年以上賞味期限があれば、非常食でなくても問題ありませんでした。
食べ慣れない非常食は、賞味期限が切れたときに子どもたちが食べたがらず、消費に困ってしまうこともありました。好きなものなら喜んで食べてくれるので、無駄がなく助かっています。
■子どもと一緒にローリングストック!管理がラクに
子ども好みの食品を増やしたことで、子どもたちも備蓄に興味を持ってくれるようになりました。
リビング収納内のストックは、一つ食べたら奥に新しいものを補充するローリングストック方式で管理しています。今は、買い足して欲しいものがあると、子どもたちがリクエストしてくれます。「次は、○○味にしてね!」「今度は○○が食べたい」など、こまかい注文が来ることも。
ローリングストックは、一人で管理していると買い足すのを忘れてしまいがちでしたが、子どもたちを巻き込んだおかげで、今はラクに管理ができています。
防災用にストックしているこれらの食品は、災害時だけではなく、大人の体調不良時にも大助かり。子どもだけで食べられるものがあれば、いざというときも少しは心に余裕ができますね。
防災備蓄に関する記事はこちらにも:
・防災用品と備蓄は分散収納で安心を確保。リュックと自宅、そして車のトランクに
・防災備蓄もオーガナイズ! 無理なく続けるには“できること”を選び、まずはやってみること
・災害に備えたいけど場所がない!省スペースで備蓄するための3つのポイント
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ライフオーガナイザー 三瓶 ちゆき
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