「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

おはようございます。
ライフオーガナイザーの松林奈萌子です。

「洋服はあるのに着る服がない」と感じることはありませんか? テイストや色が自分に合っていないなど、買い方やコーディネートが原因であることはよく言われていることです。それ以外にも、メンテナンス不足のために着ようと思ったら着られる状態でなかった、ということも着る服がない原因の一つかもしれません。

「服はあるのに服がない」。そんな悩みを持っていたクライアント宅でのアドバイス例を紹介します。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

■Before: 着ようと引っ張り出したら「シワ、汚れ、毛玉」

一人暮らしのクライアント宅では、クローゼットに洋服がたくさん詰め込まれていました。「好きで買った服ばかりなのに、着ようとしたらなんだか気分が乗らず、すぐに新しい服を買ってしまいます」とお悩みでした。

色もデザインも素敵なお洋服が入っていましたが、ぎゅうぎゅうに押し込められていたせいもあり、シワだらけ。きれいな色のジャケットの首元は、汗染みや皮脂汚れで黄色く変色。ニット素材の服には毛玉がついていました。この状態では「着る服がない」となってしまいます。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

■解決策:「〇〇するだけ」の簡単メンテナンス

洋服自体がどんなに可愛くて新しくても、メンテナンスをしなければモノの劣化スピードは早まり、クリーニング代や買い替え代など余計にかさんでしまいます。そうならないために、「脱いだらその手で」「気づいたときに」「枚数が溜まらないうちに」、私が実践している簡単にメンテナンスをする方法をお伝えしました。

●シワ防止
ハンガー同士の間隔が2~3cm開くように枚数をしぼり、クローゼットに入れています。着用後は服用ミストをスプレーして風通しをし、着用ジワができるだけ残らないようにしています。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

●汗や皮脂汚れ除去
汗がついたら、洗濯できるものは溜めこまずに1枚でもホームクリーニングをしています。自宅で洗えないものは服用ミストをして風通しをし、状態に応じて何回か着用後にクリーニングへ出しています。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

●毛玉取り
洋服同士やカバンが擦れてセーターに限らず毛玉がつくこともあります。脱衣所に毛玉取りを置いておき、気づいたらすぐに使えるようにしています。毛玉取りは、電池式よりコンセント式のほうが、やる気になった際にパワー不足にならずに作業できるので愛用しています。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

■After:毎日の始まりが気持ち良く

「メンテナンスは大変、億劫」と思われがちですが、ハンガーの間隔を開けるだけ、ミストをかけるだけ、洗濯機を回すだけ、毛玉取りをするだけと、軽く考えれば気張らずにゆるく続けることができます。

「手入れが届いた状態にしておけば、新しい洋服をムダに買いに走らなくてもクローゼットから毎朝気持ち良く選ぶことができますね」とお客様。

「服はあるのに、着る服がない」を解決する洋服の簡単メンテナンス法

食事の後に歯磨きをするように、一日の終わりにお風呂に入るように、洋服も気張らずにゆるいメンテナンスを小まめにすれば、いつも気持ちよく洋服を選び、一日をスタートすることができます。暮らしやシーンに合ったメンテナンス方法で無理なく続けることがポイントです。

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ライフオーガナイザー 松林奈萌子
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