おはようございます。
ライフオーガナイザーの森麻紀です。
災害の備えとして防災グッズや非常食を買わなくちゃ!と思ってはいるけど、必要だと思うものをすべて揃えようとすると、結構お金がかかり、躊躇する方も多いのではないでしょうか? グッズを買いそろえることも大事ですが、まずは、今すぐに無料でできることから始めてみませんか? わが家で実行している、“心がけ”だけでできる災害への備えについてご紹介します。
■キッチンでできる防災の“心がけ”
ライターの都築さんの記事でも紹介されていた「割れ物を出しっぱなしにしない!」というのはわが家でもずっとやっていたこと……のはずだったのですが、ひとつだけ盲点がありました。
>>>避難経路を確保するために、これだけはしておきたい地震対策3つ
洗った食器を拭くのが面倒くさくて、乾くまでずっと水切りカゴに置きっぱなしにしていたのです。昼間、家にいないときも、就寝中もずっと割れ物が出しっぱなしということ。もしその間に地震が起きたら、食器はきっと床に散乱していることでしょう。せっかく食器棚や吊戸棚の地震対策をしているのに、大事なところが抜けていたことに気がつきました。
>>>「賃貸のキッチン吊り戸棚」に穴を開けずに地震対策する方法
食器を拭くのは面倒ですが、家族を守るため、そしてお気に入りの食器を守るためでもあるので、少しずつですが、早めに拭いて片づけられるようになりました。
それから、食器棚に食器を詰めこみ過ぎると、耐震グッズが重みに耐えきれず外れてしまうこともあるので、使用頻度の少ない食器を手放すことも減災になります。
■窓際でできる防災の“心がけ”
窓ガラスは地震のとき、割れて飛び散るリスクがあります。そのため、わが家では窓の近くに大きな家具は置いていません。そして、常にレースのカーテンを閉めた状態にしています。外から見えないタイプの窓もありますが、レースのカーテンを閉めておいたほうが確実に減災になるので、どの窓も閉めたままの状態。
寝室の窓には飛散防止フィルムを貼っておくとさらに安心です。台風のときに外から何が飛んでくるかわかりません。
それから、ベランダの物干し竿が落下しないように留めています。こちらも、台風・地震両方に有効です。わが家では、竿用のピンチで留めていますが、結束バンドやビニール紐なども活用できます。
ちなみに大きな台風が近づいたときは、さらにビニール紐で固定します。
■車でできる防災の“心がけ”
以前の私は、燃料残量警告灯(ガソリンランプ/エンプティランプ)が点いてからガソリンを補充するのが日常でした。「今回はどれだけ多くガソリンを入れたか?」というように、いかにギリギリまで減らして多く入れるか?という特に意味のないことをしていました(苦笑)。
でも、災害時はガソリン不足になりますし、いざという時のためにも、ガソリンはたくさん入っていたほうが安心。今では、ガソリンが半分になる頃には必ず給油するようになりました。
それと、車の中に「靴」を置いています。靴としての機能に支障はないけど、外出のときに履くには見た目が古くなってきた、処分する予定の靴です。車で出かけるとき、長距離を歩くのに向いている靴を履いているとは限りません。災害時、歩いて帰らないといけなくなることがあるかもしれません。そういうときのために、歩きやすい靴を置いているというわけです。
新たに靴を買うわけではないので、お金もかかりません。ただし、劣化が心配なので、履かなくても定期的にチェックするようにしています。
大事なのはわかっていても、考えることも多くて後回しになりがちな災害への備え。今日から少しずつ、できることから始めてみませんか?
今すぐにでもできる災害の備えに関する記事はこちら:
・災害の備えを始める方へ。防災グッズを買う前に3つの「?」を解消して“わが家”に合う備えを!
・9/1は防災の日!災害用伝言ダイヤルには「体験日」があるのを知っていますか?
・今日からできる!3つの地震への備え 日ごろの工夫が災害時の心のゆとりを生み出す
・備蓄は買って収めるだけでなく、収める場所を作るところからが防災のスタート!
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ライフオーガナイザー 森麻紀
ブログ : 今の暮らし これからの生活 ~「自分にちょうどいい片付け」の見つけ方~