おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
わが家の夫は脱ぎっぱなし常習犯でした。毎日洗濯するものはそこそこで解消されますが、置きっぱなしのままなのがズボン。うるさく言っても効き目はありませんでした。
そんな脱ぎっぱなし問題が、ふと気づけばぐんと減っていました。何をしたらどう解決できたのか、試行錯誤のプロセスを含めてご紹介します。
■対策その1・たためないならかけてみる
長年ズボンはたたんで引き出しにしまうのが夫の習慣でした。でもいつも脱ぎっぱなしだし、引き出しの中はぐちゃぐちゃで、開けるたびにゲンナリしていました。
たたむのは私も得意じゃないのに、無残なズボンを見るといたたまれずにたたんでしまい、でも本当は自分でやってほしいから腹立たしい。
そこでたためないならかけてもらおうと、「マワ」の「パンツシングル」を使ってみることにしました。
このハンガー、センターラインの入ったきれいめパンツも、しわにならず、滑ることもありません。私はすごく気に入り今も愛用中ですが、夫にはたたむよりもストレス倍増のようでした。
■対策その2・ハンガーを変えてみる
脱ぎっぱなしは減らないし、クローゼットでは不格好にかけられたズボンがまず目に入ります。夫に使い心地を聞くと、「使いにくい」と即答でした。
かけるところを見せてもらうと、私とはまるで違っていて驚きでした。私はバーからハンガーを取って、ズボンをかけてハンガーごとバーに戻します。
夫はというと、ハンガーをバーにかけたままズボンをかけるのです。「マワ」は隙間が狭く、おまけにハンガーが揺れたらかけるのは至難の技です。使いにくいのも納得でした。
ハンガーに夫を合わせるか、夫のやり方に合うハンガーを探すか、うちでは後者を選びました。見つけたのが「ニトリ」の「すべりにくいスラックスハンガー」です。
「マワ」に比べてかける部分が開いているので、夫流でもかけやすそうでした。
結果はまずまず。夫には使いやすくなったようですが、見た目は不格好なままでした。
■対策その3・いっさいたたまない
考えてみると、ハンガーにかけるときも、縦半分ではありますがたたみます。そこでいっさいたたまずにすむ方法はないかと考えたのが、バーにかけるだけの収納でした。
クローゼットの下部には、ルンバが通れるように「アイリスオーヤマ」の「メタルラック」を入れています。そのラックの前面に「サイドバー」(91cm)を取りつけ、ズボンをかけられるようにしました。
かける部分の長さは80cm強。縦半分にたたむとたくさんしまえますが、普段使いの2、3枚をかけられたらいいので、たたまずにかけています。
この収納、私の腰くらいの高さなので目に入らないのもいいところ。洗濯後に私が戻すのも本当に楽ちんです。めったにはかないスラックス類は、変わらず「ニトリ」のハンガーを使っています。
「脱ぎっぱなし」を責めるより、使い心地を聞いて観察してみるほうが俄然効き目がありました。お悩みの方は試してみてくださいね。
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・リビングを散らかす家族にイライラ! 解決のポイントは“逃げ場”を作ることでした
あなたは生み出された時間で何をしますか?
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ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : 不機嫌にならない暮らし~ラクしてシェアして、時間を生み出す暮らし術~