おはようございます。
ライフオーガナイザーの手塚千聡です。
前編では、わが家で予算オーバーしがちだった食費と日用品費の管理法についてご紹介しました。
後編では、もう一つの予算オーバー費目“生活うるおい費”の管理法についてご紹介します。
■“生活うるおい費”の予算管理が難しかった理由
“生活うるおい費”とは、わが家で使っている“ちょっといい備品”の呼称です。必需品ではなく、安い代用品もあるけれど、より欲しいと思うものを買うための予算です。
たとえば同じ収納用品でも、100均のものは日用品費にカウントしますが、「無印良品」や「IKEA」のものは値段よりクオリティやデザインを優先しているので、“生活うるおい費”の範疇です。ほかに、観葉植物や食器、インテリア用品なども含みます。
以前は年間でおおよその予算を立てていましたが、特に配分も決めず、“出会えば”買うので、予算管理とはほど遠い状況でした。
“生活うるおい費”は、月々の支出や家電の買い替え予算のように、具体的に何に使うかが決まっておらず、必需品でもないので、そもそも予算をいくらにするかも悩みどころでした。
結局、予算は、月々の支出と年間の想定される支出、貯蓄分などを除き、年間で「この程度に抑えたい」という額を設定することにしました。
■プリペイドカード「かぞくのおさいふ」を導入
次に支出のコントロール方法です。
前編でご紹介のとおり、残高が把握できると管理しやすいことがわかっていました。そこで、残額確認が簡単で、よく利用するネットショッピングでも使える「かぞくのおさいふ」を使うことにしました。
「かぞくのおさいふ」は、「三井住友カード」が運営する、クレジットカード同様に使えるチャージ式のプリペイドカードです。
アプリで残高確認やチャージができ、チャージ額以上の支払いはできないので、使い過ぎることもありません。クレジットカードのように使えるのも便利です。
決済するとすぐにアプリに同期され、残高が表示されます。「かぞくのおさいふ」は、“生活うるおい費”専用で使っているので、アプリを開くといつでも残高が把握できるというわけです。
■リストづくりで、予算を抑えながら満足度アップ
残高把握は、予算暮らしの大きな一歩でしたが、それだけでは足りませんでした。
“生活うるおい費”は欲しいものが多くて赤字化しがちでしたし、一年間という長いスパンで管理しなくてはなりません。「何に使うか」を検討する方法も必要でした。
そこで、スマホのメモアプリを使うことにしました。「いいな」と思うものを入れていき、そのまましばらく寝かせておきます。時間がたつと「やっぱりいらないな」と思うものも出てくるので、長く残ったものだけを、残りの予算と照らしながら購入するようになりました。
リストを開くたびに検討する機会があるので、以前より支出を抑えているにもかかわらず、買い物の満足度が圧倒的に高くなりました。
家計管理法も人それぞれ!わが家流を見つけるヒントに:
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 手塚千聡
ブログ : laladual不機嫌にならない暮らし