おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
S字フックは家の中のいろいろなところで掛ける収納を作ることができる便利アイテム。「うちでもいくつも使ってる!」という方もいらっしゃるかもしれませんね。
今回は、片づけのプロはS字フックに何を掛けているのか?過去記事よりエリアごとに分けて10人の収納事例をご紹介します。
■キッチン編:キッチンツール、洗った鍋の乾燥用など
多かったのがキッチンでS字フックを使っている収納事例。
ライターの佐藤さんは、壁付けI型キッチンのシンク前の壁にバーを取り付け、洗った鍋やフライパンをS字フックを使って吊り下げられるようにしていました。
乾いたらシンク下の引き出し収納へ。一歩も動かずにしまえるのは楽そうです。「私にとって、使うという目的がある「出す」よりも、「戻す」ほうが面倒に感じる度合いが大きかったのです」
佐藤さんの記事はこちらから:
>>>鍋・フライパンをシンク下に収納 「出す」より「戻す」を優先して楽ちんに
同じく、シンク周りに「IKEA」のレールとS字フックで掛ける収納をしていたのは元ライターの前田さん。
もともとは100均で買ったフックを壁に直接貼っていたそうですが、掛ける収納が便利すぎてたくさんかけられるようにレールを取り付けたそう。S字フックに掛けているのはピーラーなどのキッチンツールや手拭きタオル。
「吊るす、かける、浮かせる。置かないから物を動かす手間がなく掃除がしやすい「かける収納」。私も大好きな収納方法です」
前田さんの記事はこちらから:
>>>「IKEA」のレールとS字フックを使った、片手で取れるキッチンツールかけ
「『キッチンのスポンジはスポンジラックに置く』が当たり前だと思っていた」と話すのは元ライターの岩崎さん。気に入ったスポンジラックが見つからないから、S字フックを使ってたわしを洗いかごに引っ掛ける収納にしたそう。
そのついでにスポンジを洗いカゴに置いてみたら、「あれっ?いままでどうしてここに置かなかったの?」と拍子抜けしたとのこと。「ラックも何も必要なく、ものを増やさなくていい解決方法が突然見つかりました」
岩崎さんの記事はこちらから:
>>>キッチンのスポンジどこに置こう?ラックもフックも不要な簡単収納に決めました
■クローゼット編:バッグやベルト、アクセサリーなど
クローゼット内でもS字フックが大活躍。ライターのあさおかさんはバッグの形に合わせて収納方法を使い分けており、小さめのショルダーバッグをS字フックを使って収納していました。
「ショルダーバッグの長いヒモは、整えて収納しないと、形のクセがついてしまったり、他のものと絡まったりすることでストレスに感じることも。掛ける収納にすることで解決。長いヒモも気にせず、ラクに戻せるようになりました」
あさおかさんの記事はこちらから:
>>>出し入れがラクに!バッグ収納は形ごとに収納方法を変えたほうがうまくいく
クローゼット内のデッドスペースを利用してベルト収納コーナーを作っているのは元ライターの原田さん。ハンガーパイプに対して垂直に突っ張り棒を取りつけ、S字フックでベルトを吊り下げ収納。色別に分け、4つのS字フックに吊り下げています。
「ハンガーパイプに掛けるより省スペースで、デッドスぺ―スの有効活用にもなります。突っ張り棒の取りつけ位置は、ハンガーパイプの上。ベルトの重みで突っ張り棒が下がらないようにひと工夫しています」
原田さんの記事はこちらから:
>>>穴をあけずに取り外しも簡単!クローゼットのデッドスペースを使い切るアイデア3選
元ライターの森さんも、同じくデッドスペースになりがちなクローゼットの両サイドでS字フックを使った収納を取り入れていました。こちらは左サイドの様子ですが、突っ張り棒+S字フックでアクセサリーなどを掛けています。
過去記事では、同じように右サイドにも突っ張り棒+S字フックでベルトやバッグなどを吊るしている様子も紹介されています。
森さんの記事はこちらから:
>>>こんな場所や使い方もできた!100均の“突っ張り棒”でもっと収納力アップ
■玄関編:来客用スリッパ、アウターなど
玄関近くにある階段の手すり壁にバーを取り付けて、S字フック+「無印良品」の「ジュートマイバッグ」で掛ける収納を取り入れているのはライター梅野さん。2つあるバッグの中には来客用スリッパと、お子さんのサッカーボールが入っています。
以前は玄関付近に来客スリッパを収納していたそうですが、使用頻度が減っていることからこちらへ移動したそう。ここなら玄関に近いので急な来客でもさっと出せて便利そうです。
梅野さんの記事はこちらから:
>>>狭い玄関でも“掃除がラクで見た目すっきり”を叶える!ポイントは“物の見直し”でした
片づけ収納ドットコム編集メンバーが取材に伺った北海道在住の戸井さん宅では、玄関に「IKEA」のキッチン用のレールを取り付けてS字フックでアウターなどを掛けられるようにしていました。雪国の冬は子どもたちは毎日スキーウエアで登校するそうで、玄関なら濡れたウエアを乾かすのにもいいですね。
「お子さんが自分でできるように」と手に届く位置にレールを設置し、ハンガーは使わず直接S字フックに掛けるだけにしたのがポイント。「出かけるときのバタバタがなくなり、帰宅してもわざわざ2Fのリビングダイニングルームから1Fまでお迎えに行かなくて済むようになりました」
戸井さんの記事はこちらから:
>>>○○○をつければ機能的! 子どもが「自分でできる」をかなえる玄関収納
■洗面・洗濯編:洗濯用ツール、洗った習字道具など
ライター中矢さんはS字フックを使ってランドリーツールを掛けている様子を過去記事で紹介しています。
「ランドリーツールはそのまま物干し竿に掛けられるはずなのに、なんでS字フックをわざわざ使っているの?」疑問が浮かびますが、S字フックは高さ調整用。身長153cmの中矢さんにとって、背伸びをしながら洗濯物を干すのがなかなかハードだったことからのアイデアです。
フックを使うことで20cm近く高さがさがるそう。高さ調整にもS字フックが使えるとは目からうろこですね。
中矢さんの記事はこちらから:
>>>「干す」「取り込んでたたむ」両方のスピードアップが叶う!ワンタッチ7連ハンガーの使い方
ライターの南方さんは突っ張り棒とS字フックを使って、習字道具や絵の具道具を洗って乾かすための専用スペースを洗面台下に作っています。
「以前乾かしていた場所では、筆が手に当たって墨がついたり、すずりで洗面台が汚れていました。そのストレスが改善されたのでとても快適です」と話す南方さん。確かに、わが家も子どもが筆を使っていたときに同じように感じていました!
専用スペースを作るには空きスペースを作る必要がありますが、筆を洗う機会が多いお宅は取り入れてみてはいかがでしょうか。
南方さんの記事はこちらから:
>>>見た目も汚れもストレス!“洗った習字道具”は100円グッズを使った専用コーナーで乾かす
フックを使った収納例はまだまだあります!【こちら】でチェックしてみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖