「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

おはようございます。
ライフオーガナイザーの浦中礼子です。

前回は、部屋の半分をファミリークローゼットとして使っているわが家の様子をお伝えしました。
>>>部屋半分をファミリークローゼットに! 狭い家の“足りない収納問題”の解決法

今回は、「奥行きが深くて使いづらい」と感じていたクローゼットを、収納力バツグンで使い勝手のよいスペースにするためにした3つの工夫をご紹介します。

部屋半分をファミリークローゼットに! 狭い家の“足りない収納問題”の解決法

■工夫1:強力突っ張り棒でハンガーパイプを自作

わが家のクローゼットには、ハンガーパイプがついていませんでした。そこで、「ニトリ」の「極太強力つっぱりポール(P178-283N)」(廃番)を使ってハンガーパイプを自作して、上段手前に服をかけられるようにしました。ここにかかっているのは、主に私の服です。

「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

この突っ張り棒の耐荷重は、いっぱいに伸ばした状態(約283cm)で12㎏あり、洋服なら問題なくかけられます。実際、冬の間にはコート類を2,3点かけていましたが、ズレたり、落ちてきたりするようなことはありませんでした。

同じようなものに、「強力極太つっぱりポール(P113-193N)」がありました。こちらはいっぱいに伸ばした状態(約193cm)で25㎏の耐荷重があるそうです。

■工夫2:スチールラックを置いて空間をめいっぱい使う

上段の奥には、「ニトリ」の「スチールラック(STANDARD 幅65cm 2段 ホワイト)」を設置して、ムダになる部分をなくしました。

「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

さらに収納力をあげるため、オプションパーツの「スチールラック STANDARD専用 追加棚板(幅65cm用 ホワイト)」をプラス。オンシーズンの私の服と、シーズンオフの家族の服を収めることができています。

出し入れしやすいように、わが家ではこのラックに合わせて「無印良品」の「ポリエステル麻 ソフトボックス 長方形 小」を引き出しのように使っています。内側にコーティングがしてあって汚れが落ちやすく、軽くて折りたためるので、使わないときはコンパクトにしまえて、とっても便利です。

「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

これだけしっかり収納しても、スチール製で棚板がメッシュになっているラックなので、通気性の心配もありません。

■工夫3:あえての小さめ収納ケースで奥のスペースを活かす

下段には、「無印良品」の「ポリプロピレン収納ケース・横ワイド(幅55×奥行44.5cm)」「ポリプロピレン収納ケース(幅34×奥行44.5cm)」の2つのシリーズを使って、家族3人分の衣類を収めています。

「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

この収納ケース、ほかにも奥行きが65cmと55cmのシリーズもありますが、わが家では、あえて奥行きが浅いタイプを選んでいます。それは、このケースの奥に、使用頻度の低いものを収納するためのスペースを作りたかったから。

「奥行き80cmの押入れ風クローゼット」をしっかり使いつくす3つの工夫

手前の収納ケース、奥に収納したものの両方に、オプションパーツの「無印良品」の「ポリプロピレン収納ケース用キャスター・4個入」をつけていて、簡単に動かせるようになっています。

おかげで、楽に奥のものの出し入れができるので、「突っ込んだまままったく使わない」ということもなくなりました。

前回ご紹介した、部屋の半分をファミリークローゼットとして使うことで「クローゼットの容量が足りない」という問題をクリアできました。さらに今回、クローゼットそのものについても「工夫しだいで収納力と使いやすさ両方を手に入れる」ことができるとわかり、狭い家ですが、ものを減らしすぎず快適に暮らせています。

押入れやクローゼットの工夫についてはこちらにも:
クローゼットや押入れの収納力アップに便利!長く使えるスチールラックの選び方
「押し入れクローゼット」の小さな空間も見逃さない! 隙間を使ったファッションアイテムの収納
半間の押入れをクローゼットに。お気に入りの服が出し入れしやすい秘密とは?

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ライフオーガナイザー 浦中礼子
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