おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
食材を入れるためのジッパー付き保存袋。サイズ違いで何個か持っている方も少なくないのではないでしょうか。
片づけのプロは食材を始めとしたさまざまなものをジッパー付き袋に収納しています。今回は、片づけのプロ10人によるジッパー付き袋の収納事例をまとめてご紹介します。
目次
■買う前のサイズチェックでより使いやすく
いろいろな収納事例を紹介する前に、まずは王道の食材の収納事例をご紹介します。
冷凍室でフリーザーバッグを使っているエディターの秋山陽子さん。「片づけのプロっぽい!」と思ったのが買う前のひと準備でした。「購入にあたり気をつけたのがサイズです。立てて収納したいので、まず冷凍庫の引き出しの下収納部分の高さを計りました」
「(フリーザーバッグの高さがそろうことで)冷凍庫の開け閉めがストレスなくスムーズにできます。また全体を見渡せるので、献立が立てやすくなりました」
秋山さんの記事はこちらから:
>>>冷凍も冷凍庫の収納も上手く使いたい!使いこなせない3つの理由とその対策
■出張時の「1日分」セットで身支度の時短化
ライフオーガナイザーの十熊美幸さんは、過去記事で出張時のジッパー付き袋活用法を紹介しています。宿泊先では袋にまとめた「下着・靴下・ハンカチ・アクセサリー類」を、1日分のコーディネートといっしょにハンガーに吊るすそう。
「一目瞭然のこのスタイルは、二日酔いで寝坊した朝も、迷わず探さず慌てず!(笑)。心配性の方にもせっかちな方にもおすすめの方法です」
十熊さんの記事はこちらから:
>>>働く女性におすすめ! 出張先のビジネスホテルで快適に過ごすための5つのコツ
■思い入れの深い子ども服をコンパクトに収納
ジップロックにお子さんたちの野球のユニフォームを入れて保管しているのは、クローゼットオーガナイザーの柴田敦子さん。「息子たちが野球を始めた頃のユニフォームが手放せません。もう着られないし、使うこともないのですが、取っておきたい“思い出のもの”です」
ジッパー付き袋は、空気を抜けば圧縮袋のようにも使えるところも良い点ですね。
柴田さんの記事はこちらから:
>>>着ないけれど捨てられない、思い出服と季節ものはスーツケースに収納がオススメ
■箱にしまいにくいカードゲームをスライダーバッグへ
トランプやUNO、かるたなどのカードゲームを収納しているのはライフオーガナイザーの手塚千聡さん。使っているのは「紀ノ国屋」のスライドジッパーバッグ。「“袋に入れるだけ”の収納は、子どもや大雑把な私のような大人でも、簡単に片づけられ、片づけへのハードルがグッと下がります」
「かるたは、読み札と絵札を分けて入れておくと使いやすくておすすめです。カード以外にも、紐通しおもちゃやすごろく、パズルにもこの収納方法を取り入れています」
手塚さんの記事はこちらから:
>>>ないほうがずっといい!おもちゃの外箱を処分したら“楽ちんな片づけ”が叶いました
■こまごました手芸用品は袋の口を開けたままで
ライフオーガナイザーの原田ひろみさんがスライダー付き袋に入れているのは手芸用品。裁縫道具のオーガナイズをしたときに、使用頻度の少ない手芸用品を、プラスチックのボックスケースからスライダー付き袋に変えたらかなりコンパクトになったそう。
「ジッパー袋の口は、閉めると出し入れが面倒になるので開けたままにしています。これだけで出し入れをするハードルが下がります」
原田さんの記事はこちらから:
>>>30分で裁縫道具をオーガナイズ!生活スタイルが変わればモノの持ち方、収め方も変わる
■キャンプ時に汚れてほしくないものをひとまとめ
ライフオーガナイザーの前田梨絵さんの活用法は、旅行やキャンプへ行くときの薬収納。「中身が見えて防水機能もあるジッパーバッグは、足りないものが一目でわかる上、キャンプなど屋外で汚れてしまいそうな場面でも気兼ねなく持っていくことができます」
お出かけ用の薬セットをあらかじめ作っておくことで、荷造りの時短にもなりそうです。
前田さんの記事はこちらから:
>>>美しくなくていい! ざっくり使いやすいお薬収納の3つのアイデア
■毎年増える年賀状を手間ひまかけずに収納
ジッパー付き袋に年賀状を入れているのはライフオーガナイザーのつのじちよさん。「ジップロック」の「フリーザーバッグ」に1年分の年賀状を入れて「無印良品」の「重なるラタン長方形バスケット・小」に立てて収納しています。
「収納の方法もきれいに揃えたり、並べたりが心地よい場面もありますが、収納するものや対象のものに対する、自分の中での優先順位で使い分けています」
つのじさんの紹介記事はこちらから:
>>>年賀状の収納法、どうしてる? 何年くらい保管? 片づけのプロ5人に聞いてみた
■ツルツル滑るスカーフはジッパー付き袋+αで
スカーフ収納にジッパー付き袋を使っているのはライフオーガナイザーの井手本さん。引き出しの中に整然と収まっている様子は美しいですが、出し入れがめんどうなのでは?という疑問も浮かんできます……。
「出し入れ、簡単ですよ。指を入れて、少し倒すと、柄も確認できますし、台紙をいれているので、倒しても抜き取っても乱れることはありません(笑)」
ジッパー付き袋の中にクリアフォルダを入れてスカーフを巻き付けているのだとか。詳しくは過去記事をごらんくださいね。
井手本さんの紹介記事はこちらから:
>>>100均アイテムで作った「スカーフ」アイデア収納6つのメリット
■防災グッズをまとめてバッグインバッグへ
ライフオーガナイザーの下川さんは持ち歩き用の防災グッズをまとめるのにジッパー付き袋を使っていました。袋の中に入れているのは、ライトや携帯トイレ、現金(小銭)などだそう。
下川さんはバッグインバッグに入れっぱなしにしているそうですが、バッグの中身を入れ替えする場合も袋ごと入れ替えればよいので楽ちんですね。
下川さんの記事はこちらから:
>>>片づけのプロのバッグの中身。毎日持ち歩く「防災ポーチ」はバッグインバッグと一体化
■乾いた状態でも濡れた状態でも使える水着収納に
最後にわたし、吉川圭子のジッパー付き袋の使用事例です。フィッツケースの中に並んでいるジッパー付き袋の中身は水着。家族別やアイテム別にIKEAのフリーザーバッグに収納しています。
水着のような形がバラバラで柔らかい素材の服は立てて収納するのが難しいですが、袋に入れれば立てる収納もOK。使うときは袋ごと持っていき、使ったあとは濡れた水着をそのまま入れて帰れるのも便利な点です。
吉川の記事はこちらから:
>>>水着の収納は●●を使えば、しまうのも探すのもラクチン!
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ジッパー付き袋は収納アイテムとしても優れもの。身の回りにある「立てて収納しづらいもの」や「収まりの悪いもの」、「いっしょにしておくと便利なもの」などがあったら、ジッパー付き袋収納を試してみてくださいね。
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ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖