おはようございます。
ライフオーガナイザーの佐藤美香です。
レジ袋の有料化をきっかけに、プラスチック削減について考える機会が増えました。けれども、衛生面や利便性などを考えると、すぐに暮らしから全部をなくすのは難しい……。がんばりすぎて、続けられなくなってもいけない。わが家では、できるだけ「すでに家にあるもの」を利用し、新たに入ってくるプラスチックを増やさないようにしています。いくつかの事例をご紹介いたします。
■ダイレクトメール、食材の入った袋は、生ごみ捨てに利用!
高校生と中学生のいるわが家では、塾や専門学校、成人式の着物についての案内がよく届きます。また、契約している放送サービスなどから、冊子が届くことも。ポリ袋入りで送られることがほとんどなので、水気のある生ごみを捨てる際には、これらの袋を利用しています。
シンク近くで生ごみをまとめることが多いので、シンクの横が袋の置き場所です。スーパーのレジ横に、袋を立てて置いているのを見て、まねしてみましたが、すぐに使えて便利です。パンの袋など食材が入っていた袋も、一緒に入れて使っています。食材によっては袋の中身が汚れているので、汚れているものはその場でごみ袋として使います。ちなみに袋立てに使っているのは、空き瓶です。仮置きのつもりでしたが、ちょうどよいサイズと抜群の安定感で、すっかり定着しています。これも、「すでに家にあるもの」の利用ですね。
■通販の袋も、クリーニングのカバーも、捨てずに利用!
高校生の娘は、バイト代をせっせとおしゃれにつぎ込んでいます。おかげで、ネットで購入した洋服が、次々と届きます。
自分で稼いで、自分で購入して、しかも楽しそう。買い物自体に口出しはしませんが、洋服の入っていたポリ袋を乱暴にやぶいたら怒ります(笑)。洋服の入っていた袋も、ごみを捨てる際に利用しているのです(メルカリの梱包などにも)。市販のごみ袋と比べ、サイズや伸びなど使いにくいものもありますが、お惣菜が入っていたプラ容器などを押し込んで、嵩を小さくするのに使えます。
「うっかりごみ袋が破けてしまう」「かさばって使用するごみ袋が増える」なんてことが防げます。また、購入したものの中には、ハンガーがついているものもあるので、ハンガーの入っていた穴をふさいで使っています。
同じように、クリーニングのカバーも、ごみ袋として利用。少し薄めのものが多いので、生ごみのように水気や重さのあるものには向いていませんが、プラごみを捨てるには充分です。
■「見やすく、出しやすく」収納して、使い忘れなし!
利用するつもりでとっておいても、存在を忘れて、新たにごみ袋を購入してしまったら意味がありません。使い忘れないように、市販のごみ袋やレジ袋と一緒に収納しています。また家族も使いやすいように、1枚ずつ取り出せるようにして畳んでいます。
資源ごみの回収などで、市販の大きめのごみ袋を使用することもありますが、できるだけ再利用の袋から使っていくようにしています。多少手間はかかりますが、すでに家にあるものを利用することは、新たに自宅に入ってくるプラスチックを減らすことに繋がります。
各家庭のごみが少しでも減れば、ごみ収集の回数や処分に関わるエネルギーも減らすことができます。すぐにできるエコ活動の一つ、これからも続けていきたいなと思います。
すぐにできるエコ活動は、こちらの記事でもご紹介しています:
・生ごみの悪臭が消えた?! ヒミツは都会でも使える簡単おしゃれな「コンポスト」
・ごみ減量だけではなかった!「テトラパック」をリサイクルする3つのメリット
・お出かけ前に必見! 生ごみもプラゴミも少しの手間で小さく軽くする方法
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 佐藤美香
ブログ:愛家