おはようございます。
ライフオーガナイザーの木村道子です。
前回「手放すにはもったいないと感じる子ども服」について一部メルカリでの販売に挑戦しました。
しかし、 楽に簡単には売れないことを実感。そこで以前から気になっていた「古着 de ワクチン」を利用することに決めました。
2017年に片づけ収納ドットコムでも紹介されており、「古着deワクチン」のことは以前から知っていました。けれども、お金を支払ってリユースすることに「もったいない」と感じてしまい、なかなか利用には踏み出せませんでした。
「時間を生み出すヒト・モノ・コト」古着deワクチン(前編)〜捨てられない人必見!不要になった服を“人のために使う”仕組み
そんな私が実際に「古着deワクチン」を利用してみたら、どうだったか。実感をレポートします。
■お金を支払ってリユース?正直もったいないと思っていました
「古着deワクチン」はたくさんの古着を一度にリユースできるサービスですが、3,300円のサービス利用料が必要です。また、回収キットがとても大きく、あの袋をいっぱいにするほど手放すものがわが家にはなさそう。そのため、どうしても「もったいない」と感じてしまい、なかなか「古着deワクチン」の利用に踏み出すことができませんでした。
けれども今回は、「メルカリでたくさんの古着を手放すことは難しい」と感じ、「古着deワクチン」を利用することに決めました。
■届いたパンフレットに感動!初心者でも簡単にできる仕組み
申し込んでからすぐに届いた(ポスト投函)回収キットは、とても小さく驚きました。
そして、中に入っていたパンフレットに感動。手書きの文字で活動への想いがまっすぐつづられており、それを読んで「利用を決めて良かった」と感じました。
ポリオワクチンが寄付されることなどは知っていましたが、国内外で雇用創出されることや、古着が海外で活用されるまでの流れがとてもわかりやすく説明されていて、「地球規模でのリユース」だと理解しました。
また、「服を詰めると重くなるため、玄関で詰めることがおすすめです」という注意書きや、「集荷の際に宅配業者さんから何か言われた場合はこの紙を見せてください」など、初めてでも安心して利用できるようにという細やかな心遣いがたくさん。長い活動のなかで構築された「初心者でも簡単にリユースできる仕組み」が、とても素晴らしいと感じました。
■こんなものをリユースしました!
実際に回収キットにリユースしたい服を詰めていきました。パジャマや肌着は赤ちゃん用のものでもリユースできません。パンフレットやホームページに詳しく説明が載っています。
わが家では活用できなかった服。数回しか着ていない法事用の服。ほとんど履くことなく小さくなってしまった体育館シューズ。いつか震災などが起きたときに寄付しようと取っておいた新品のバスタオル。大人の服数枚。
そして、好きな服しか着ない娘が「ぜんぜん着ない服」。
これは娘がもう着ないとわかっているにも関わらず、私のお気に入りが手放せず、未練がましく残していたものです(娘のクローゼットにわざわざ専用ボックスをつくって残していました)。
遠い国で、この服を着て喜んでくれている女の子のイメージが浮かび、とても幸せな気持ちで手放すことができました。服も、悲しかった私の気持ちも、報われます(笑)
最終的に、子ども服55枚、大人の服10枚、タオル10枚、靴1足になりました。これだけ詰めても、まだまだ袋には高さ20cm以上の余裕がありました。
利用するまでは「もったいない」という気持ちが大きかった「古着deワクチン」ですが、普段はあまり考えることのない世界について考えるきっかけをいただき、リユースがとても身近なものだと感じることができました。
また利用したいので、次回は友人たちと集まり、子どもたちに世界や地球について話しながらやってみたいと思います。
リユースはこちらの記事も参考に:
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 木村道子
ブログ :ナノハナニッキ