大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方


おはようございます。
ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子です。

片づけをしている過程で、どうしても出る不用品。燃えるゴミとして、出せるものはよいのですが、分別が必要だったり、大型ゴミで有料引き取りになったりするものは、手放すまでのハードルが高くなりがちです。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

そんな大型家具・家電を実際に手放した3つのケースをとりあげながら、手放す過程でのハードルがどこにあるかを検証してみることにしました。

■無料広告掲示板「ジモティ」に感じていた2つの不安

わが家には、10年以上前に購入した電子ピアノがありました。数年前にアップライトピアノを譲り受けてから、電子ピアノはまったく使っていません。

あまり使っていないので状態はよく、「無償でいいから、知り合いで必要な人いないかな……」と探すものの、誰も見つからないまま時が過ぎてしまいました。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

知り合いに譲ることは諦め、ずっと気になっていた「ジモティ」を使ってみることにしました。

「ジモティ」は、さまざまなカテゴリーがある、WEB上の掲示板です。その中に、不要になったものを、売買したり、譲りあったりする掲示板があります。住んでいるエリアを公開することで、直接会って受け渡しすることができ、送料がかからないところが特徴です。

私には「ジモティ」を使う上で、不安なポイントが2つありました。
1.「無償で譲ります」と告知すると、メッセージがたくさんきて、やりとりが面倒になりそう
2.自分の住所を相手に伝えるのは避けたい

1のハードルをクリアするために、「譲ります」という告知を出すのではなく、「譲ってください」という告知を出している人に声をかけることにしました。検索するときに「助け合い」を選ぶと、「譲ってください」という書き込みを探すことができます。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

偶然、同じ市内に住む学生さんらしき人が電子ピアノを探しているのを発見。メッセージを送ったところ、すぐに返事がきて、お譲りすることが決まりました。

2のハードルをクリアするために、電子ピアノは自家用車で先方の自宅まで届けることにしました。そうすることで、こちらの住所は一切明かさずに済んだのです(ジモティへの個人情報の登録は必要です)。また、相手は男性だということがわかっていたので、実際に持っていくのは夫にお願いすることにしました。

結果的に、最初のメッセージを送ってから4日後には電子ピアノを手放すことに。こんな簡単なら、もっと早く動いていれば良かったですね。

■大型家具を二階から降ろすことができないシニアの悩み

2例目は、クライアントさんの事例です。一戸建ての住宅の2階に納戸があり、そこに嫁入り道具として持ってきた、和ダンスが置いてありました。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

着物の大半を手放し、使い道のなくなってしまった和ダンスですが、処分することができずにいました。本来なら、数百円のゴミ処理券を購入して、玄関先においておくと、市の粗大ごみとして回収してもらうことができます。ところが、ご夫婦とも高齢になり、足腰も弱くなってしまったため、二階から玄関先まで家具を降ろすことができないのです。

そんなお悩みを聞いて、一つの行政サービスをオススメしました。“大型ごみ持ち出しサポート収集”(無償)というものです。利用には一定の条件が必要ですが、今回は「同居する家族が75歳以上」という条件が当てはまりました。

クライアントさんはさっそく、市に連絡を入れ、数日後には担当の方が下見に来られ、2週間後には無事に処分をすることができたそうです。

こういった福祉サービスは、意外と知られていないことがあります。住んでいる市によって、サービスの内容が違うと思うので、利用できるものがあるか探してみてください。

■ テレビを手放すときの「家電リサイクル法」の壁

「家電リサイクル法」で指定された家電には、テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機・衣類乾燥機があります。これらは、処分するときにリサイクル費用を支払う必要がある上に、回収する場所や回収できる業者が決まっています。

同じ家電を買い替えるのであれば、購入と同時に電気屋さんが処分をしてくれるので、手間がかかりません。

今回は、テレビからプロジェクターへの買い替えだったので、別途、自分で処分をする手続きをしないといけません。「早く手続きしないと」と思いつつ、重い腰が上がらず、気づけば1年が過ぎていました。

電子ピアノを譲ったときに、「この勢いで!」と思い、テレビも処分することにしました。

まずは、テレビのメーカーとサイズをメモに控え、近所の郵便局に向かいます。郵便局員さんに丁寧に説明していただき、「家電リサイクル券」の支払いを完了。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

この「家電リサイクル券」をもって、テレビを指定の回収場所へ持ち込みます。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

一般財団法人家電製品協会家電リサイクル券センターのHPで、最寄りの回収場所を調べることができます(営業日と受付時間にも注意)。

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

大きな不用品を実際に処分してわかった、“捨てられないハードル”の乗り越え方

回収場所までは自家用車で、夫に持っていってもらいました。車で敷地内まで乗り入れ、指定の場所の真横で降ろすだけ。テレビを降ろすのも回収場所の方が手伝ってくださったので、あっという間に終わったそうです。

・郵便局でリサイクル券の手続きをする
・回収場所を調べる

振り返ってみると、ハードルになっていたのはこの2点。

難しく考えていましたが、各窓口で丁寧に説明してもらったおかげで、とてもスムーズに処分をすることができました。

当初は「お金をかけずに処分する方法はないか」と、調べたりもしました。最終的には所定のリサイクル料を支払ってでも、早く手続きすればよかったなと思っています。

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ライフオーガナイザー/一級建築士 和田さや子
HP:NIGI一級建築士事務所


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