おはようございます。
4人の子どもと暮らすライフオーガナイザーの中矢くみこです。
家を建てるときに、どうしても欲しかったリビングダイニングの壁面収納。あえて扉はつけず、代わりにウッドブラインドをつけました。
住み出して4年が経ちますが、面倒くさがりな私でも片づけやすさは抜群。ウッドブラインドを使ってみて感じるメリットやデメリットをご紹介します。
目次
■メリット1:収納全体が見渡せて探し物知らず
どこに何を収納しているのか、見えていないとしばしば忘れてしまうタイプ。昔は「どっちの扉に入ってたっけ?」と、扉をあちこち開け閉めすることもよくあったんです。なので、ふだんはブラインドを開けてオープン収納に。
全体が見えているから、「この辺だな」と感覚的にどこに何があるか把握できて、探し物をしなくなりました。
■メリット2:ワンアクションで出し入れができる
当たり前ですが、ブラインドを上げておけば、扉を開けるひと手間がありません。片づけるときも、中のボックスにポンポンと放り込むだけ。とっても楽ちんです。
戻すことがどうにも億劫に感じるので、「ちょっと置いておこう」が、積もり積もって山ができがちです。でも、簡単に戻せると「戻す習慣」が身につくものですね。自分でも驚いています。
■メリット3:収納前の通路が狭くてもOK
扉をつけるときは、人が前に立って開けられる広さが必要ですが、わが家は、収納の前にダイニングテーブルがあって狭めです。特に、椅子と重なってくるところは、収納との距離は40cmほど。
かなり狭いスペースですが、人が通ることさえできれば出し入れができるので、子どもが宿題をしているときも、ちょっと椅子を引いてもらうだけ。助かっています。
■メリット4:左右の壁ギリギリまで収納できる
この場所に扉をつけるとなると、扉の枠や扉の厚みなどで、壁から5〜10cmほどは出し入れがしにくい場所になってしまいます。
扉をつけないことで、左右の壁ギリギリまでボックスや引き出しを置いても、使い勝手に影響はありません。空間をいっぱいに活用できるのは、収納スペースが限られる中で貴重だなと実感する日々です。
メリットを多く感じるブラインドですが、デメリットもないわけではありません。
■デメリット1:天井から25cmくらいは収納しにくい
ウッドブラインドは、すべて上にたたんだときの厚みが大きいです。わが家のタイプは天井から25cmほど。
天井近くまで収納したくてもウッドブラインドにぶつかって出せないので、ぶつからない寸法で置くものを決めたりと、制約がでてきます。以前、使っていたロールスクリーンなら天井から5cm程度(現在も取り付けたままです)。
天井近くまでたくさん収納したいときは、ウッドブラインドよりもロールスクリーンが向いていると感じています。
■デメリット2:扉を開けるよりも上げ下げが面倒
ブラインドを取り付けたときに感じたのは、上げ下げをすることが思いのほか、手間に感じてしまったこと……。ロールスクリーンの、数秒でシューっと上げ下げができる感覚に、慣れていたようです。
ブラインドを下ろしてから「中のものを出し入れしたい!」と思っても、ブラインドを上げるのは億劫……。その対策として、来客中や夕食以降といった、ブラインドを下ろすタイミングで使いたいものは収納しないようにしました。
ウッドブラインドの温かみのある雰囲気は、見た目も気に入っています。掃除はちょっと増えますが、上げているときが多ければ、埃もたまりにくいかな?
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ライフオーガナイザー 中矢くみこ
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