おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
新しい暮らしに向けての引っ越しは、やることが山積みで大変ですよね。スムーズに引っ越しをするためにはどんなことに気をつけるとよいか、実際に自宅の引っ越しを経験した片づけのプロの過去記事から、やってよかったことや失敗談をご紹介します。
目次
■編集チーム1の引っ越し記事数を誇る:都築さんの事例
過去5年間で2度の引っ越しをしている都築さん。それぞれの引っ越しの様子を細かくレポしたシリーズ記事が好評です。
①家具の買い取り・処分は早め早めに対応を
そんな都築さんが引越し前の準備で声を大にして言うのは粗大ごみの取り扱い。
なんでも、単身赴任をしていたご主人の引っ越しで、デスクとチェアーをリサイクルショップで買い取ってもらうつもりが、値段がつかないどころか引き取りも断られてしまったため粗大ごみに出そうと思ったら……
「慌てて粗大ゴミの申し込みをしたものの間に合わず、家具を解体して新居に送るしかなくなりました。さらに、当日だったため、大きなものは宅配業者に配送を断られ、急遽レンタカーを借りて自力で運ぶ羽目になりました」
都築さんの記事はこちらから:
>>>【実録】知らずに大失敗!「引っ越し前にやっとけば良かった!」と後悔したこと
②立会い要のエアコン取り付け作業はタイミング注意
都築さんは2度めの引っ越しでの失敗談も紹介してくれています。そのひとつがエアコンの取り付け作業の立会い。
「作業時間は指定ができないことが多く、引っ越し日を取り付け日にしていたわが家の場合、引っ越し当日の朝、電話連絡が入り、そこから急遽一人が立ち合いのために新居に向かうことに」
「そのまま午前9時から午後3時まで、手持ち無沙汰で作業を見守ることになりました(汗)。引き渡しから引っ越しまでに、余裕を持って済ませておけば良かった、と反省しています」
>>>【片づけのプロ実践レポ】引っ越しするときに気をつけたい失敗談5つ
③夜の引っ越しでやっておいてよかったこと
都築さんの過去記事からもうひとつ、今度は失敗談ではなく「やっておいてよかったこと」をご紹介します。
平日の夜の引っ越しをはじめて経験した都築さんのやってよかったことは、「すぐにお風呂に入れる準備」「翌日の登校の準備」「寝具の準備」の3つ。「荷積みをしている間に帰ってきた娘のランドセルの中身と入れ替え、給食袋など明日の登校に必要なものをすべてセットした状態で、新居に向かいました」
「実は今回の引っ越しで私の一番の心配事は、翌日転校先での初登校を控えている娘と、出勤予定の夫が、朝「スムーズに家を出られるかどうか?」ということでした。
準備した甲斐があってか、ダンボールが積み上がり混沌とした家の中とは裏腹に、二人とも不思議なくらい穏やかに、あっさりと出かけて行きました」
>>>【片づけのプロ実践レポ】夜の引っ越しでやっておいて良かったこと3つ
■「過去3回の引っ越しはほぼ徹夜」を返上:金田さんの事例
ライターの金田友美さんは「過去3回経験した引っ越しでは、作業の見積もりを誤り、ほぼ徹夜で荷造りしたり、引っ越し後はダンボール箱の山がいつまでも残ったりと苦い思い出ばかり」だそう。
①ダンボール箱の中身は上面・側面・側面の3箇所に
「過去の引っ越し後で、段ボール箱の山が長い間残ってしまった原因の1つが、『なかに何が入っているかわからない』ことでした」と金田さんは言います。
当時も、ダンボール箱の上面と側面それぞれに中身を書いていたそうですが、その経験から次の引っ越しでは過去の教訓を活かしさらにもう1箇所側面に中身を書くようにしたそうです。
「これで、どこから見ても中身がすぐにわかるはずです。今回こそは、一刻も早く段ボール箱の山から逃れたいと思います」
金田さんの記事はこちらから:
>>>荷解きが楽になる! 素早く片づけるための引っ越し準備アイデア
②入居時にやっておくとあとが楽!汚れ防止対策
そんな金田さんが、引っ越し時にやってよかったことNo.1は入居前の汚れ防止対策。
「今回は『汚れる前に、事前対策をしよう!』と思い立ち、ライター都築さんの記事を参考に、キッチンや洗面所のコーキング部分にマスキングテープを貼って、汚れ防止をしました」
「マスキングテープなので、ベタつくこともなく、テープが汚れた場合の張り替えも楽チンです。うっかり貼り忘れた場所との汚れの差は歴然でした。しっかり貼った場所は、まったく汚れることなく新品同様です」
>>>引っ越し1年後の答え合わせ!「やってよかったこと」「やっておけばよかったこと」
■新居だけでなく旧居の見取り図も作成:会田さんの事例
一昨年の7月、12年ぶりに引っ越しをした副編集長の会田麻実子さんが、事前にやってよかったことのひとつは見取り図の作成。
引っ越し業者さんのパンフレットにあった「新居の見取り図を作成する」にプラスして旧居の見取り図も作成したそう。各部屋ごとにカラーペンを使い分けていて、家具の移動がわかりやすそうです。
「引っ越し業者さんにとってこれらの工夫が役立ったかは分かりませんが、夫からは「こういう風になるのかと分かりやすかった」と言ってもらえました。私自身も、事前準備を通して引っ越しの全体像を整理できたと感じています」
会田副編集長の記事はこちらから:
>>>スムーズな引っ越しの秘訣は事前準備にあり!やってよかった3つのこと
■旧居で当日必要なものは案外忘れがち:長谷部さんの事例
ライフオーガナイザー/ファイナンシャルプランナーの長谷部敦子さんは、しっかり準備をしたつもりだったのに引越し当日「あぁ、○○があれば・・・」と思ったモノがいくつかありました。
そのひとつが付箋やミニカード。引っ越し当日の旧居で、管理人さんやお世話になった方にお礼を伝えるためにメモを残したいけどすでに荷物はすべてダンボールの中……
「当日は、ペンは持っていましたが、紙類がない! 結局、封筒や紙袋に直接メッセージを書き込むことになり、ちょっと悔いが残ることになってしまいました」
「引っ越しは新居のことを考える時間が圧倒的に多くなりますが、気持ちよく旧居を去ることも引っ越しの満足度を高めるために必要なことだと実感しました」
長谷部さんの記事はこちらから:
>>>気持ちよく引っ越すために「あったらよかった!」と感じた3つのモノとは?
■梱包はプロに任せ、収納プランを作成:さいとうさんの事例
さいとう編集長も引っ越し経験が多いメンバーの一人。実家を出て、ひとり暮らしを始めてからすでに10回の引っ越しを経験しているとのこと。「10回目ともなると慣れてきて、最近は割にスムーズにこなせるようになったと思います」
そんな、さいとう編集長の引っ越しのコツは「引っ越し荷造りパック」サービス。プロに梱包をお任せすることで大変な梱包作業をせずに済むだけでなく、その分の時間を新居の収納プランニングに当てることができて、スムーズな引っ越しが実現したそう。
「引っ越しに不慣れだった頃は、梱包に多大な体力と時間を割き(もの多めな家族なので)、新居の収納プランを考える余裕もなく、入居後とりあえず搬入したダンボール箱の山に圧倒されながら収納計画がまとまるまで数週間過ごす……といった手痛い失敗をしたことも。
それを思えば、梱包のプロに支払う数万円は、十分に投資する価値があると思っています」
さいとう編集長の記事はこちらから:
>>>片づけのプロだけど引っ越しはプロに頼ってます!2018年、使ってよかったサービス「引っ越し荷造りパック」編
手放し先を探している方は、こちらも参考にしてみてくださいね。
手放し先リスト|片づけ収納ドットコム
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何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖