おはようございます。
ライフオーガナイザーの吉川圭子です。
年末までにやるべきことややっておきたいことはたくさんありますが、忙しくて忘れてしまったり、手付かずになってしまったりした経験ありませんか?
今回は、新しい年を迎えるにあたり、多忙な年末をあわてずに心穏やかに過ごすために、片づけのプロはどんな工夫をしているのか。その段取りや手の抜き方など、過去記事からピックアップしてご紹介します。
目次
■大掃除編
事例1:掃除した人を記録して、作業の不公平感を解消
ライターの都築クレアさんは、ちょっと早めの11月から大掃除リストを作って、みんなが見える場所に貼り出しているそう。
早めにちょこちょこ掃除をやりたいタイプの都築さん。「できるときに、できる場所をマイペースに進めます。そして、作業が済んだ場所は、やった人が分かるように、リストに書いておきます」
一方のご主人はやるなら一気にやりたいタイプ。リストを作る前は、早めにとりかかる都築さんの作業量ばかり増えるのが不満だったそうですが、リストを作ったことで不満が解消したとか。
「年末になると夫が参加し、リストを見つつ、最終的に、“私と夫の作業量が同じくらい”になるようにすることで、『不公平感』がなくなりました!」
都築クレアさんの記事はこちらから:
>>>11月に大掃除リスト?!「不公平感」がなくなり、夫との大掃除シェアが進んだ理由
事例2:部屋ごとにやること付箋を貼り、終わったら剥がす
同じく、やることを書き出しているのは、ライターの中矢くみこさん。以前は、「次はこの場所ね」と指示役になってしまうことに何だか残念な気持ちになっていたそう。「マイペースに掃除をしたい夫には、ついつい何度も口を出してしまい、『ちゃんとやってるから!』と険悪な雰囲気になることもしばしばでした(汗)」
各部屋の目につくところに、それぞれどんな掃除をするのかを付箋に書いて貼り出します。「掃除が終わった付箋はどんどん剥がしていきますが、わが家で使っている黄色の付箋は見た目にも目立つ!減っていく様子が目でみてわかるので、より達成感が感じられます(笑)」
中矢くみこさんの記事はこちらから:
>>>大掃除は夫・子どもたちも即戦力に! ペタペタ付箋と小さなご褒美で楽しく終わらせる
■年賀状の作成編
事例3:デザインは変えず「写真のみ変更」で手間を減らす
お子さんが生まれてからは家族写真を入れた年賀状を作っている、ライフオーガナイザーの手塚さん。
デザインは変えずに写真のみを変えることで年賀状作成の手間を軽くしているそう。「入れ替えるのは写真と年のみ。干支も入れないことにしました。こうすることで、今年はどんなデザインにしようと考えたり迷ったりする手間を手放すことができました」
「ひと月1枚、12枚の写真を選んでいましたが、今は、春夏秋冬の4枚のみ!12枚の写真は、バランスを取るのに少し時間がかかっていましたが、4枚だと簡単です」
手塚千聡さんの記事はこちらから:
>>>年賀状づくりの“めんどくさい!”を減らす3つの“型”づくり
事例4:スマホアプリを使って、すきま時間で少しずつ準備
スマホアプリで年賀状を作成しているのはライフオーガナイザーの中沢まみさん。スマホで撮った写真をそのまま使えるので便利だそう。
「スマホで年賀状を作るメリットは、気が向いたときにすぐにデザインづくりにとりかかれること。すきま時間に『デザイン選び』『写真選び』『レイアウト』など少しずつ作業を進められます」
「『スマホで年賀状』に変えたことでいちばん良かったのは、印刷作業に悩まされなくなったことです。印刷費用もプリンターのインク代より少し高いくらいで、効果を考えると安い!と感じています」
中沢まみさんの記事はこちらから:
>>>すきま時間でできる!⾯倒もイライラも⼿放せる「スマホで年賀状」のすすめ
■おせちの準備編
事例5:お取り寄せおせちをメインにして、負担を減らす
数年前から、お取り寄せおせちをメインに一部手づくりおせちの合わせ技にしているのはライター水谷のぶこさん。重箱入りを選べば詰める手間も省けるのもポイントだそう。「自分ではつくれない味や、豪華な料理が楽しめるのが、お取り寄せおせちの魅力です」
「料理の内容は、和のおせち、洋風、中華、和洋折衷など、特にこだわらず、毎年の気分や家族の好みで、いろいろなおせちを選んでいます。子どもたちもいますし、せっかくなので、ちょっとお洒落で豪華に見えるおせちを選んだりします」
水谷のぶこさんの記事はこちらから:
>>>おせち料理は買う?つくる?両方の合わせ技で、ラクして美味しく楽しもう
事例6:時間のあるときに、前もって作って冷凍する
「時間と気持ちに余裕があるときに作って、冷凍しています」と話すのはライフオーガナイザーの佐藤美香さん。たとえば黒豆は汁ごと便に入れて冷凍するそう。「量が少なくても多くても、手間はほとんど変わらないので、大量に作って、お弁当おかず用に冷凍もしてしまいます」
「おせちで使う食材は、年末に金額が上がることが多いです。また、直前に購入するつもりでいると、品切れなんてことも……。肉や魚などのメイン食材は、早めに確保しておけば安心です。お財布にもやさしいですよ」
佐藤美香さんの記事はこちらから:
>>>年末のバタバタにさよなら 12月に入ったら始めよう!おせち料理の冷凍準備
■まだまだあります!
事例7:タオルやなど、日用品を新調して気分一新する
ライターの南方佐知子さんは、タオルなど普段使っているものを年末のタイミングで新調していました。「いつも、どのタイミングで買い替えればいいのかが悩みの種だった日用品。新しいものを使うのは気持ちがいいので、清々しく新しい年をスタートできるよう、新年に合わせて替えるようになりました」
古いタオルはそのまま捨てるのではなく大掃除に利用するとか。「古いタオルは半分に裂いて、1年分のぞうきんとして使用します。年末にタオルを取り替えたあと、古いタオルの真ん中に切れ目を入れて両手で裂いています。裂くことでほつれにくいと、インターネットで知ってからこの方法になりました」
南方佐知子さんの記事はこちらから:
>>>日用品の買い替えのタイミングはいつ? 新しい年に合わせて購入する日用品3選
事例8:ふるさと納税は冷蔵庫を占領しない雑貨を選ぶ
ふるさと納税というと食品を返礼品に選んでいる人が多いのではないでしょうか(私もそうです)。ライターの門傳奈々さんは、食品の返礼品は数を絞り、その代わりに雑貨やインテリア用品を選んでいるそう。
「返礼品に雑貨を選ぶメリットのひとつが収納場所に悩まなくていいこと」と門傳さんは話します。「(冷蔵、冷凍の食品だと)受け取るタイミングによっては冷蔵庫にスペースがないこともあります。雑貨やインテリア用品は、飾ったり使ったりするものなので、収納場所を考えることが少ないです」
門傳奈々さんの記事はこちらから:
>>>もう収納に悩まない! ふるさと納税返礼品に暮らしの雑貨を選んで良かったポイント3つ
事例9:夫婦で家計について話す時間を確保する
ライフオーガナイザーでファイナンシャルプランナーの長谷部敦子さんが、来年も気持ちよくお金を使うためにやっているのが「夫婦で家計について話す時間を取る」こと。
「家計のことは家族みんなの問題ですが、日々の管理をしていないと当事者意識を持つことはなかなか難しいですよね。年に数回でもじっくり夫婦で家計の課題をシェアすることで、共通の問題としてお互いが意識できるようにしたいと思っています」
「『新しい1年、どんなお金の使い方をするのか?』そのガイドラインができていると、お金の使い方に必要以上に迷うこともなくなります。『どうせ使うなら、お金は迷いなく、気持ちよく使いたい!』そんな気持ちがこのひと手間のモチベーションになっています」
長谷部敦子さんの記事はこちらから:
>>>ひと手間で効果大!「振り返り」と「目標設定」で2018年も気持ちよくお金を使おう
事例10:来年のカレンダー。まだないなら自作もアリ?!
来年のカレンダーをまだ用意していない人は作ってみるのはどうでしょう?
ライフオーガナイザーの木村道子さんは、お子さんたちの写真を使ってカレンダーを作ったそう。カレンダーを作るにあたり、ベストショットを探すために必然的にスマホの写真の整理を行うことになり、一石二鳥だったとか。
「作ってみるととても簡単で、『もっと子どもたちが小さいときから作っておけばよかった』と後悔しているほど、お気に入りになりました。今年は喪中のため年賀状を送れないので、いつも子どもたちを可愛がってくれる親戚にも、カレンダーを作ってプレゼントすることにしました。お値段も手ごろなので、お正月の手土産に添えるプレゼントとしても良いと思います!」
木村道子さんの記事はこちらから:
>>>新年にまだ間に合う!今年の写真を整理しながら、スマホで簡単オリジナルカレンダーづくり
あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。
ライフオーガナイザー 吉川圭子
ブログ:整理収納手帖