クローゼット収納のビフォー・アフター。片づけが億劫になったのは「王道収納」のせいだった

おはようございます。
ライフオーガナイザーの会田麻実子です。

クローゼットの収納力を簡単に増やせるブランコハンガー。メディアでもよく見る王道の使い方をしていましたが、使っていくうちに少しずつストレスを感じるようになりました。

クローゼット収納のビフォー・アフター。片づけが億劫になったのは「王道収納」のせいだった

そこで「洋服を出し入れするときの実際の動作」「何を優先したいのか」を知り、使い方を見直したらストレスなく洋服を出し入れできるようになりました。

■ブランコハンガーを使って、簡単に収納力をアップ

私が使っているクローゼットは、固定のハンガーバー1本と枕棚のついた一般的なタイプ。かける収納がメインだとデッドスペースが生まれがちです。

そこで2年前に転居してきた際に、ハンガーバーにかけるだけで収納力を増やせるブランコハンガーを使い始めました。現在使っているのは、「ニトリ」の「たくさん掛けられる高耐荷重ブランコハンガー」です。

ブランコハンガーを使って、簡単に収納力をアップ

上下のハンガーバーにどんなものをかけるかは、片づけ収納ドットコムでも多くのライフオーガナイザーが紹介している王道パターン「上にトップス、下にボトムス」でいくことにしました。

ブランコハンガーを使って、簡単に収納力をアップ

選んだ理由は引っ越し前と同じ配置で馴染みがあったことと、コーディネートをイメージしやすいところが気に入っていたから。ただ、備え付けのハンガーバーが引っ越し前よりも30cmほど低いことは気になっていました。

引っ越し前のクローゼットの様子はこちらでご紹介しました:
>>>端に戻すだけ!タンスの肥やしゼロを実現するクローゼット収納

■慣れた方法がかえってストレスの原因に?!

慣れ親しんだ収納方法と配置でしたが、使い続けるうちにボトムスの片づけを億劫に感じるようになりました。原因は何かと考えてみると、やはりハンガーバーの位置が低いことでした。

引っ越し前は手を伸ばすだけで上段のトップスも下段のボトスムも手に取ることができていました。ところが新しいクローゼットでは、立ったままではボトムスに手が届かないため毎回腰をかがめるか、しゃがむ動作が必要になってしまったのです。

慣れた方法がかえってストレスの原因に?!

ささいなことではありますが、元来めんどくさがりの私にとっては決して小さくないハードルです。

■コーディネートしやすさVS片づけやすさ。優先順位が高いのは?

そこで、洋服の配置やブランコハンガーの高さの調節などさまざまなパターンを検討。結果、上下を入れ替える(ボトムスをハンガーバーにかけ、トップスをブランコハンガーにかける)ことにしました。さらに、ブランコハンガーもボトムスの長さに合わせて、高さを調整。

コーディネートしやすさVS片づけやすさ。優先順位が高いのは?

上下が入れ替わったことでコーディネートのイメージはそれまでよりしにくくなりましたが、腰をかがめることなく手を伸ばすだけで洋服が手に取れることが私にとっては断然優先度が高く、なんといってもストレスがない! 王道のパターンとは違うけれど、「今の私の正解」はこの形だと感じています。

コーディネートしやすさVS片づけやすさ。優先順位が高いのは?

慣れている方法や使いやすいやり方であっても、それがずっとベストとは限りません。引っ越しはもちろん、ライフスタイルや家族構成の変化、そして避けて通れない加齢……、状況や環境の変化に応じて、見直すことが暮らしをラクにしてくれるのだと実感しています。

慣れや思い込みを手放して収納をアップデートした話はこちらにも:
キッチンツール収納のビフォーアフター。“慣れ”と“思い込み”を手放して使いやすく!
不便の原因は「思い込み」かも? 家族が片づけてくれるテレビリモコンの収納法
「兜とこいのぼりは一緒にしまうもの?」勝手な思い込みを手放して出し入れしやすい収納へ

あなたは生み出された時間で何をしますか?
何をしたいですか?

心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

ライフオーガナイザー会田麻実子
ブログ:小さく暮らす。

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