おはようございます。
ライフオーガナイザーの梅野優子です。
ちょっとした用事でも、忘れることが度重なるとストレスになることってありますよね。私の場合、“資源ごみの出し忘れ”や“ストックの補充忘れ”が、まさにそれでした。資源ごみは、出かけるときの持ち出し忘れが多く、結局、溜めてしまうことがストレスに。もう一つは、お風呂で使うもののストックの補充忘れ。
2つのストレスを解決したのは、“自分の行動”を観察して見つけたデッドスペースを活用したDIYの収納スペースでした。
■資源ゴミ問題:出かけるときに必ず目につく場所は??
あっという間に溜まってしまう空き瓶やペットボトルなどの資源ごみ。私の住む地域は、空き瓶とペットボトルの回収は1カ月に1度。1カ月も溜めると量も増えてスペースが占領されてしまうので、溜まりそうになったら近くのリサイクルボックスに持っていくようにしています。
「ごみだから」とキッチンの一角の目立たない場所、冷蔵庫の奥に空き瓶やペットボトルなどの資源ごみ置きスペースを作っていたのですが、出かける前にも目につかないので、持ち出し忘れが多く、結局、溜まってしまう結果に…。
そこで、「出かけるときに必ず目につく場所は?」と考え、出かける直前に必ずトイレに行く自分の行動を思い出しました。トイレを出てすぐ目につく場所にゴミバッグがあれば、うっかりしていても思い出しやすくなるかもしれません。
さらに、トイレを出た正面の、奥行き14×幅50cm弱の小さなスペースが使えそうなことに気づきました。
■ストック問題:見えないと忘れる!目指すは“見えっぱなし収納”
もう一つのストレスは、お風呂で使うボディシャンプーなどのストック補充をよく忘れること。過去に試した収納場所は以下のとおりです。
収納ビフォー①洗面台下収納
最初は、普通に洗面台下に収納。でも、扉の中で“見えない”ことに加えて、お風呂場からの距離もありました。お風呂に入って、ボトルが空になっていることに気づき、距離がある洗面台下収納まで取りに行き、ストックがなかった…という残念な行動を繰り返していました。
収納ビフォー②お風呂の出入り口すぐにキャスターワゴン収納
次は「お風呂からすぐ、扉がない収納に」ということで、キャスターワゴン収納にしました。キャスターを引き出せば一目瞭然でわかりやすいのですが、その引き出すひと手間にストレスを感じてしまう自分のめんどくさがりぶりに、使い始めてから改めて気づきました……。
収納ビフォー③カゴに入れて床置き
最終的にはカゴに放り込んで、そのまま床置きという、なんとも雑な状態に(汗)。床置きのカゴは掃除機をかけるときに移動する手間もかかるので、どうにかしたいとずっと思っていました。
そんなふうに、小さなストレスを感じていたストック収納にも、この「トイレ正面」が使えそうです。
■DIYで2つの問題を一挙解決!
トイレ正面のこのスペースは、エアコンのリモコンがあるので、背板がある市販の家具は置けません。ちょうどいいサイズの市販品もないことから、棚をDIYすることにしました。
今回、必要なことは、
・ゴミバッグひっかけ用のフックが設置できること
・ストックをそのまま置ける棚板があること
です。
そこで、S字フックをひっかけられる丸棒と、ストックをそのまま置ける棚板をつけた棚を、DIYパーツ(ラブリコ)を利用して作ることにしました。
以前、寝室の本棚を作ったときと同じ平安伸銅工業LABRICOシリーズです。
>>>コンセントも照明スイッチもそのまま活かせてムダなスペースなし!圧迫感なし!本棚をラブリコでDIY
天井と床を突っ張ることで柱を設置できるDIYパーツであることは同じですが、今回の柱は2×4材ではなく、直径3㎝の丸棒です。
材料と道具は以下のとおりです。
・アジャスター(突ぱりキャップ) 丸棒直径30mm用 マットブラック DRK-601 【2個】¥2338
・ジョイント(連結パーツ) 丸棒直径30mm用 マットブラック DRK-604 【2個】¥1348
・連結パーツT型 丸棒直径30mm用 マットブラック DRK-615 【1個】¥710
・棚受 丸棒直径30mm用 マットブラック DRK-602 【1個】¥1070
・支柱用丸棒 2サイズ2本ずつ(連結して使用)
・フック掛け用丸棒 1本
・棚受け用木板 1×4材 2枚
・インパクトドライバー
完成形はこちら。
この棚に直接ペットボトルなどを入れるビニール袋をひっかけてもよかったのですが、キッチンからこの場所まで毎回捨てにくるのはめんどうなので、以前の置き場は引き続き使うことにしました。こちらにはゴミバッグがわりに使わない紙袋をひっかけておき、出かける直前に紙袋をとって、以前の置き場の資源ごみを袋ごと放り込んで持っていくスタイルで落ち着きました。
わたしにとっては“忘れない”ことが優先したかったことなので、このスタイルでストレスフリーなのです。
もう一つのストック問題も、いつも補充忘れをするものに絞って“見えっぱなし収納”に。少し高めの位置なので、落下防止にセリアのアイアンバーもつけ、マスキングテープで簡単にラベリングして、補充が必要なものがひと目でわかるようにしています。
うっかり忘れ!で困っているときは、収納方法以外に、“自分の行動”も観察してみると解決のヒントが見つかるかもしれませんね。
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ライフオーガナイザー 梅野優子
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