窓は数や大きさだけで決めない!開け閉め・掃除まで考える窓まわりの計画【家づくりに役立つおすすめ記事⑤】

おはようございます。

日本ライフオーガナイザー協会代表理事の高原真由美です。

今週水曜日に配信した記事では、予算オーバーの減額調整で、窓の数や大きさまで見直していることをお伝えしました。減額はしたい。でも、光や風、外へ視線が抜ける心地よさまで手放したくない。窓一つを決めるにも、なかなか悩ましいところです。

そんな窓の計画で、一緒に考えておきたいのが、カーテンやブラインドなどを「何にするか」と、暮らし始めてからの開け閉めや掃除です。窓そのものだけでなく、窓まわりをどう整えるかも、毎日の使い勝手に関わります。

窓を選ぶことは、その窓と毎日どう付き合うかを選ぶことでもある。

今回の家づくりに役立つおすすめ記事は、この視点で読んでいただきたい4記事を選びました。窓まわりを選ぶ前の準備から、毎日の開け閉め、掃除・手入れまで。家づくりやリノベーションの計画はもちろん、今の住まいの窓まわりを見直すヒントにもしてみてください。
白いバーチカルブラインド、ロールスクリーンとリモコン、洗濯前にまとめた羽根。開閉や掃除まで考える窓まわりの計画。

■窓まわりも、家具と一緒に早めに考える

カーテンやロールスクリーン、ブラインドなどの「ウィンドウトリートメント」。何を選ぶか、あるいは何もつけない「カーテンレス」にするか。窓そのものと同じくらい、悩ましいところです。

ただ、部屋ができあがってから選べばいい、とは限りません。取り付ける位置の下地や、カーテンボックスの有無、開けたときに生地や羽根が収まる場所など、家づくりの段階で考えておきたいことがあります。

わが家のケースを事例に家具から暮らしをイメージすることで、家づくりの優先順位が見えてきたことをお伝えしました。窓まわりも同じように、家具の配置と一緒に考えておくのがおすすめです。開閉方向やカーテンボックスなど、早めに考えておきたい窓まわりのポイントは、シリーズ⑦でもご紹介しています。

その準備を考えるときに読んでいただきたいのがこのシリーズの常連(笑)、ライフオーガナイザー/一級建築士の和田さや子さんの記事です。

「下地」ってなに? 住まいのDIYをするために知っておきたい基礎知識

記事では下地の基礎知識に加えて、新築・リフォーム時に用意しておきたい場所を紹介しています。その一つが、カーテンレールやロールスクリーンを取り付ける場所。「好きなものを選ぶ」ことと、「取り付けられるように準備する」ことは、つながっているのですね。

早めに考えることは、すべてを今すぐ決めることではありません。まずは希望する種類や取り付け方を設計者に伝え、下地やカーテンボックスなど、先に決める必要があることを確認する。色や具体的な商品をいつまでに決めればよいかも、あわせて相談しておくと安心です。

カーテンレスを考える場合も、昼夜の外からの視線や日差しをどう調整するかまで想像しておきたいところ。あとで何かを取り付ける可能性があるなら、そのための準備についても相談しておきたいですね。

■毎日の開け閉めは、誰が、どんなふうにする?

続いて、ライフオーガナイザーの松林奈萌子さんが、新居で電動ロールスクリーンを取り入れた記事です。

時短効果も!カーテン開閉の自動化で朝夕の家事の負担が一気に解消

朝夕のカーテンの開閉が、自分一人の仕事になっていたという松林さん。新居のリビングダイニングでは6枚のロールスクリーンを電動にし、一斉にも個別にも操作できるようにしたことで、家族も含めた負担が減ったそうです。

手動より費用はかかったものの、毎日繰り返す作業がラクになった。その実感から費用対効果を考えている点が、参考になります。

もちろん、どの家にも電動が必要、ということではありません。「たまにしか動かさない小さな窓」と「毎朝、毎晩、何枚も開け閉めする大きな窓」では、負担も違いますよね。

窓の前にソファや家具を置く予定なら、窓のハンドルやカーテンの操作部分に手が届くかも確認したいところ。図面の中で、朝起きてから夜寝るまでの動きをたどってみると、気づくことがありそうです。

電動式を検討する場合は、商品によって必要な電源や取り付け条件が違うので、候補が出た段階で設計者や施工会社に相談を。費用を抑えることと、日々の負担を減らすこと。その両方を見ながら、優先順位を考えたいですね。

■外して戻す手間と、家全体の掃除まで考える

次は、ライフオーガナイザーの吉川圭子さんによる、バーチカルブラインドの洗濯の実例です。バーチカルブラインドとは、細長い羽根が縦に並ぶタイプのブラインドのこと。

失敗しないバーチカルブラインド洗濯法 後々のめんどくさいは前もってのひと手間で回避

吉川さんは、取り外したり、取り付けたりする手間が気になり、洗濯を後回しにしていたそうです。記事では、洗濯表示の確認から、羽根を外し、向きをそろえてまとめ、洗って戻すまでの作業が写真で紹介されています。

家づくりのときは、色や素材、光の入り方などに目が向きがち。でも、こうした実例を見ると、「洗える商品だから、お手入れも簡単」とは限らないことがわかります。

購入前には、洗濯できるかだけでなく、どうやって外すのか、部品はいくつあるのか、自分で元に戻せそうかまで確認しておく。高い位置に取り付けるなら、安全に作業できる方法も含めて相談しておきたいところです。

これは、バーチカルブラインドを避けたほうがよいという話ではありません。気に入ったデザインなら、手間をかけてでも使いたい場合もあるはず。その手間を知って選ぶのと、暮らし始めてから初めて知るのとでは、違いますよね。実はわが家もバーチカルブラインドを取り入れる予定なので、しっかりプランニングしたいと思っています。

なお、洗い方は素材や製品によって異なります。紹介記事の手順をそのまま当てはめず、実際に使う製品の洗濯表示やメーカーの説明を確認してください。

さらに、家全体の手入れに目を向けてみるとどうでしょうか。ライフオーガナイザーの原田ひろみさんが、窓掃除やカーテンの洗濯の進め方を見直した記事も参考になります。

窓が16カ所、カーテンが16枚!たくさんの窓掃除をイライラせず済ませるための工夫とは?

原田さんの家には窓が16カ所あり、カーテンも合わせて16枚。年末にまとめて手入れをして疲れ切っていたことから、カーテンの洗濯を秋に分散し、窓の内側と外側の掃除は夫婦で分担する方法に変えたそうです。

この記事は窓の数を減らした話ではなく、手入れの仕方を変えた実例です。窓のある暮らしを楽しみながら、負担をどう減らすか。その工夫が参考になります。

これから家をつくるなら、一つひとつの窓の見た目だけでなく、家全体でどれくらい手入れが必要になるのかも想像しておきたいですね。

たとえば、室内から手が届くところは自分たちで掃除する。高い窓や外側から近づきにくい窓は、どのように手入れするかを設計段階で相談する。自分で頑張ることを前提にせず、必要に応じて人に頼む方法も含めて考えておくと、選び方は変わるかもしれません。

50代後半からの家づくりでは、今できる作業を、この先も同じように続けられるとは限りません。窓をなくすか残すかだけでなく、「誰が、どうやって手入れするか」までが、窓の計画なのだと思います。

窓を選ぶことは、その窓と毎日どう付き合うかを選ぶことでもある。

まずは今の住まいで、よく開ける窓、カーテンを閉めたままにしている窓、掃除をつい後回しにする窓を見てみてください。そして、その理由は何でしょうか。

同時に、「この窓からの景色が好き」「朝の光が気持ちいい」といった、気に入っているところも忘れずに。手間を減らすことだけを優先して、好きなところまでなくしてしまうのは、もったいないですからね。

窓の数や大きさに、誰にでも当てはまる正解はありません。わが家も、予算と暮らしの両方を見ながら、一つずつ考えていきたいと思います。

収納の使い勝手については、前回のおすすめ記事④でも、奥行き・扉・棚を暮らし方から考えるヒントをご紹介しています。

収納は広ければいいものではない!事前に確認しておきたい奥行き・扉・棚の考え方【家づくりに役立つおすすめ記事④】

※紹介記事は、それぞれの公開時点での体験です。商品の仕様・価格・お手入れ方法は、検討する製品の最新情報をご確認ください。

人生後半に思うことはなんですか?
これから何をしたいですか?
心地いい暮らしづくりに役立てれば嬉しいです。

次回は水曜日午前10時にお会いしましょう♪

日本ライフオーガナイザー協会代表理事
高原真由美

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