おはようございます。
ライフオーガナイザーのさいとう きいです。
ものを“ちょい置き”しやすい高さにあるキッチンカウンター。せっせと片づけても、気づけばまた散らかっているのなら、キッチンカウンターの「上」ではなく「下」の収納を見直してみてもいいかもしれません。
前回ご紹介したキッチンカウンター「上」の片づけ術に続いて、今回は片づけのプロ6人によるキッチンカウンター「下」の収納スペース活用法をまとめました。
前回の記事:
>>>キッチンカウンターにモノを“ちょい置き”する?しない?片づけのプロ6人の場合(片づけ収納ドットコムまとめ)
目次
■ 置き家具その1:IKEAの「エーケト」
コロナ禍で在宅勤務が増えたのをきっかけに、キッチンカウンター下に「IKEA」の「エーケト(EKET)」を置くことにしたという、ライフオーガナイザーの手塚千聡さん。ダイニングテーブルで使うパソコンや書類、子どもたちの学校のプリントなどを収納する予定でした。けれども、手塚さんが選んだ「エーケト」の棚板は奥行き約20cmとコンパクトです。
「A4サイズのものは立てても寝かしても収まりません。だから、パソコンはタブレットスタンドを使って、斜めに立てて置くことにしました。書類はインデックス付きホルダーにはさんで、横置きにしたファイルボックスに収納。提出期限のある書類はクリップでまとめ、扉裏に貼り付けたフックにかけることで、迷わず取り出せるようになりました」
手塚千聡さんの記事はこちらから:
>>>IKEA「エーケト」で、キッチンカウンター下に仕事道具の収納スペースを新設!開き戸収納を快適にするポイントは?!
■ 置き家具その2:「ディノス」のカウンター下収納
副編集長の会田麻実子さんは、「ディノス」で購入したカウンター下収納を愛用しています。「奥行きがキッチンカウンターにぴったりで、高さを1cm単位でセミオーダーできる商品を選びました」。
カウンター下収納にしまっているものは、
- 家族みんながよく使う&行方不明になりがちなもの(ハサミやよく使うペン、爪切りなど)
- キッチンカウンターに出しっぱなしにしがちなもの(学校からのお便り、記入や捺印用のペンやハンコ)
- ダイニングテーブルでよく使うもの(ウェットティッシュや除菌グッズ、化粧品など)
カウンター下収納のおかげで、キッチンカウンターとダイニングテーブルを片づけやすくなったそうです。
会田麻実子さんの記事はこちらから:
>>>キッチンカウンターとダイニングテーブルがゴチャゴチャ!救世主はカウンター下収納でした
>>>「あれどこ?これどこ?」が激減!家族のためのカウンター下収納
■ DIY棚:カウンターの高さに合わせて設置
キッチンカウンターの高さに合わせてDIYしたオープン棚を、夫の仕事用バッグの一時置き場にしているというのは、ライフオーガナイザーの本間ゆりさん。「夫は帰宅すると、まっすぐリビングへ向かいます。だから、キッチンカウンター前に置いた棚の最下段が、バッグ置き場として最適でした」
あちこちに置いてしまいがちな携帯電話や腕時計は、オープン棚の最上段を定位置に。木製のトレイや木製のスマホスタンドを取り入れることで、雑多な印象になるのを防いでいます。カウンター横にコンセントがあるため、ここで充電もできるそうですよ。
本間ゆりさんの記事はこちらから:
>>>どこに置いてる? 帰宅後のバッグ置き場は、動線が命!
■ オープン棚:10年間、変化し続けた備え付け収納
ライフオーガナイザーの森麻紀さん宅には、キッチンカウンター下にオープン棚が備わっているそうです。入居後10年の間にライフスタイルが変わり、その都度、収納を見直してきたと言います。
たとえば、下の画像は娘さんが2歳〜幼稚園の年少くらいの頃の様子。「おもちゃや絵本がメインの収納で、この中に置くものは娘と一緒に選んでいました。一番上の段の黒い引き出しは、文房具など家族共有のものが入っています。その上のカゴの中は、ダイニングテーブルで作業する私の『とりあえずボックス(一時置き場)』です」
娘さんが小学校高学年になる頃には、ほとんどおもちゃで遊ばなくなりました。「娘がこの場所に入れたいものも少なくなってきたので、話し合いの末、ダイニングテーブルで仕事をする私のものメインに変更しました。使い勝手のいい場所なのに、『あまり活用されてないな』と感じたら、その都度、収納を見直すようにしています」
森麻紀さんの記事はこちらから:
>>>キッチンカウンター下収納をどう使う? 10年間の移り変わりを大公開!
■ 造作収納その1:使いやすさランキングNo.1
長男の小学校入学と同時に、家を新築したというエディターの秋山陽子さん。この家に住み始めて12年目に、あらためて「使いやすさランキングNo.1」だと感じた収納スペースが、キッチンカウンター下の引き出し。「ダイニングテーブルのすぐ側で、床下からの高さは90cm。幅34×奥行き38×高さ3cmの引き出しが4つあります」
「住み始めてみてわかったのですが、立った状態での取り出しが簡単なことと、よく使うダイニングテーブルの後ろという便利な場所でもあり、本当に使い勝手が良いのです。ふたりの子どもが小さかった頃は引き出しをひとつずつ与え、私物入れとしていました」
「個人の専有スペース(=引き出し)が家族の共有スペース(=リビング)にあると、私物の管理がとてもラクにできるんですよ」
秋山陽子さんの記事はこちらから:
>>>住み始めて11年。家族が選んだ「あって良かった」ランキング1位の収納スペースとは?
■ 造作収納その2:片づけのプロの格言を元に設計
実はわたし、さいとう きいの自宅にもキッチン下に収納スペースがあります。片づけ収納ドットコムの過去記事から得た3つの格言をもとに、入居前リノベーションで造作したスペースです。
3つの格言とは:
● その1「カップボードは究極のオプション」
>>>システムキッチンの収納スペース、調理スペースを最大限に活用できる「オプション」とは?
● その2「入居後のリノベーションは思いのほか大変」
>>>入居前リフォームでワンルームの大空間をつくり、大きな収納スペースを実現
● その3「カウンター最上段は充電スポットに最適」
>>>新築住宅のコンセント計画、失敗しないための3つのポイント
手前味噌ながら……片づけ収納ドットコムが発信した優良記事を参考に設計した収納スペースのおかげで、入居後5年経つ現在も、キッチンカウンター周りが散らかりづらいことに感謝しています!
さいとうきいの記事はこちらから:
>>>入居前プチリノベーションでオープンキッチンを自分好みに!片づけのプロが参考にした3つの格言
前回ご紹介した、キッチンカウンター「上」の片づけに関する記事も、よろしければチェックしてみてくださいね:
>>>キッチンカウンターにモノを“ちょい置き”する?しない?片づけのプロ6人の場合(片づけ収納ドットコムまとめ)
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ライフオーガナイザー さいとう きい
ブログ:SMALL SPACES: 狭くても快適に